サンディエゴ クラフトビール・ブリュワリー特集
〜SoCal(南カリフォルニア)のクラフトビールで春に乾杯🌸〜
こんにちは、SOCALIZATIONマーケティング部のREIKAです。皆さん、もうすぐ春ですね。
暖かい木漏れ日の中でピクニック、桜が咲けばお花見をし、学校や職場では新人歓迎会など、イベントが盛り沢山です。
そこに欠かせないのが、やはり「飲・食」!(笑)
今回は、そんな春のイベントで飲んで美味しい『クラフトビール Craft Beer』をご紹介いたします。
目次:
そもそもクラフトビールとは?
昨今、日本でも話題となっている「クラフトビール」ですが、具体的にどのようなものなのでしょうか。
一言でいうと、クラフトビールとは、小規模な醸造所で職人によって手間暇かけて生み出された高品質で個性的なビールのこと。
いわば、ビール界の伝統工芸品のようなものです。
定義
Brewery’s Associationが示す定義によると、クラフトビールは以下のような醸造所で造られているものを指します。
- 小規模のビール醸造所(Micro Brewery): 具体的には、年間生産量が600万バレル以下。これは、アメリカ全土における年販売量のうち、たった3%とされています。
- クラフトビール以外のアルコール飲料メーカーから独立している: 自社でクラフトビールを醸造していないアルコール飲料メーカーによって所有また運営をされていないことが、二つ目の条件です。
- 伝統的: 伝統的な原材料や発酵方法でつくっており、伝統的な香りを保持していること。革新性を探求しつつも、伝統的な特徴を残したものを クラフトビールとしています。
クラフトビールは小規模な醸造家が、原料や醸造方法などにとことんこだわって造ってきたオリジナルなビールなのです。
クラフトビールの種類
原材料・製法・味・色合い等で分類すると100種類以上になるクラフトビールですが、発酵の仕方に基づき大きく二つに分けることができます。「エール系」と「ラガー系」です。
- エール系: フルーティーな香りと甘味、そしてコクが特徴のクラフトビール。
- ラガー系: キレとのどごしを楽しめるサッパリ系のビール。飲みやすく、日本で流通しているビールの99%がラガービール。
味わいの特徴
醸造家ごとにオリジナリティがでるクラフトビール。エール系とラガー系で味が異なるとご紹介しましたが、系統内でのスタイルごとにも、さらに味わいの多様性がみられます。
それぞれの系統で代表的なスタイルとその味わいは以下の通り。
<エール系>
- IPA
- IPA = インディア・ペール・エール
- 強い苦味がある
- 原材料の一つである「ホップ」の、華やかで濃厚な香りも特徴的
SoCalizationで取り扱いのIPAはこちら
- スタウト
- 香ばしいナッツやチョコレート、コーヒーのような香りが特徴
- 濃厚な味わい
SoCalizationで取り扱いのスタウトはこちら
- ヴァイツェン
- バナナのようなフルーティーな香り
- 苦みは弱く、柔らかな味わい
<ラガー系>
- ピルスナー
- 多くの人にとって飲みやすいクラフトビール
- のどごしが良くドライ
- 世界中で飲まれるビールのうち約8割を占め、日本人にとっても馴染み深い味
- ヘレス
- 全体的にあっさりとしている。
- ピルスナーと比較すると若干甘みがあり、苦味が弱い
- 「ヘレス」はドイツ語で「明るい」の意味
クラフトビールのメッカ:
サンディエゴ SAN DIEGO
今大注目のクラフトビール、その文化を肌で体験できるのが、サンディエゴ。カリフォルニア州の南部に位置し、年中温暖な気候でとても過ごしやすい場所です。
そんなサンディエゴは、世界最大のクラフトビール醸造の地であり、クラフトビールの首都と言われています。ストーン・ブリューイング・カンパニーやカール・ストラウスといった革新的なブリュワリーが生まれ、これがクラフトビール造ブームの火付け役となりました。
サンディエゴのクラフトビールとブリュワリーは、パイオニアとして世間に広く知られ、世界的にも高い評価を得ています。
150を超えるブリュワリーがあり、今回はその中でも特におすすめのものを紹介していきたいと思います。
サンディエゴのおすすめクラフトブリュワリー5選
Karl Strauss(カールストラウス)
- 1989年に設立されたクラフトブリュワリーの老舗
- 醸造所に附設されているビアガーデンも人気
- 爽やかなビールとゆったりとした雰囲気で、南カリフォルニアのライフスタイルを体現
- バライエティが豊富
<おすすめクラフトビール>
Mosaic Session IPA、Boat Shoes IPA、Aurora Hoppyalis
Modern Times(モダンタイムス)
- 今急成長中のブリュワリー
- 昔から人気の看板商品のみならず、季節限定のビールも定期的に発売される
- ブリュワリーはコーヒーロースターでもあり、ビールだけでなくコーヒーも楽しめる。また、自家焙煎のコーヒーを使ったビールも。
- 醸造所は非常にスタイリッシュでインスタ映えも。
<おすすめクラフトビール>
Dungeon Map、Fruitlands P.F&Guava
Belching Beaver Brewery(ベルチングビーバー ブリュワリー)
- 苦みが少なくスッキリとした味わいのエールビール「ブロンドエール(ゴールデンエール)」から、樽で熟成させ濃厚で苦味の強い飲み口になっているスタウトまで幅広く用意
- 個性的なフレーバー: Mexican Chocolate Peanut Butter Stout、キャラメル味、マイルドビスケット(mild biscuit)味
- 創業は2012年で比較的新しいブリュワリー
- 醸造責任者のトーマス・ピータースは、"Alpha King award"を2度受賞したことがある
<おすすめクラフトビール>
Peanut Butter Milk Stout、Here Comes Mango
Stone Brewing(ストーン ブリューイング)
- サンディエゴ最大のクラフトビールメーカーであり、全米最大の独立系醸造所のひとつでもある。
- ビールの原材料にこだわっている。醸造所のフードメニューでも地元産の食材を使用。
- 昔からの人気商品が Arrogant Bastard Ale や Imperial Russian Stout
- 醸造所には、レストランや美しい庭園も併設されている
- ビールの専門サイト(RateBeer) で "Best California Brewery" "Best Place to Grab a Beer"に選ばれたことも
- Escondidoにある World Bistro & Gardens では、小川が流れる美しい庭園で、36種類のビールを楽しむことができる
Societe Brewing Company(ソサイティ ブリューイング)
- 2012年に創業
- 主にIPAを醸造
- "Societe"というブリュワリー名には、ビールが人種、宗教、性別、年齢を超えて人々をつなぐ重要な社会的役割を果たしていることへの敬意が込められている
- 2018年には"World Beer Cup"において、Mixed-Culture Brett Beer category部門で金賞を受賞
- "San Diego International Beer Festival" や "Great American Beer Festival" でも連年賞を受賞するなど、実力派のブリュワリー
<おすすめクラフトビール>
The Butcher、The Pupil、The Coachman