バチェラーシリーズ日米比較 - アメリカ版にあって日本版に無いもの
こんにちは! アメリカ版バチェロレッテゆかりのワインも取り扱っている、南カリフォルニアワイン専門店の SoCalization(ソーキャリゼイション)です。
前回の『バチェロレッテ 日米フォーマット比較による結末考察』では、日米のフォーマットや恋愛文化の違いから波乱の結末を迎えた原因についてみていきました。
今回の投稿では、その他の部分での日米の違いについて、バチェラー・バチェロレッテ日米通算観戦歴10シーズンの代表の私、白神が紹介したいと思います。(そう、これは「観賞」ではなく「観戦」!) 日本に今後輸入される新システムも出てくるかもしれないので check it out!
目次:
1. 必ずしもセレブじゃない
意外にも(?)アメリカ版バチェラー・バチェロレッテシリーズの主役は、日本のシリーズと違ってセレブ/ハイスペックなお金持ちが選ばれているわけではありません。
ごく普通の一般人がバチェラー・バチェロレッテとして選ばれていることがほとんどで、バチェラーシーズン19ではアイオワ州の農家、クリス・ソウルズさんが選ばれました。
ときどきサッカー選手やボンボン息子が出たりもしますが、ソフトウェアの営業マンや地方銀行の行員も出ることも全然あります。
アイオワ農家クリスさん。ケニアでの農業支援活動の様子。
2. 主役は引継制が多い
↑のいわゆる普通の仕事の人が出ることが多い理由の一つに出演者から引継いで行う主役選定があります。
どういうことかというと、直近のバチェロレッテに例えるなら、ファイナルローズで選ばれなかったスギちゃんが次のバチェラーに選ばれるような要領です。
好感度高かったファイナルローズもらえなかった人が選出されることがよくあるので、ファンたちの間では出演者のなかから「〜〜が次のバチェラー選ばれるだろう」、「〜〜に次のバチェロレッテになってほしい!」など話題になります。Twitterでも最近の例では #MikeforBachelor (マイクをバチェラーに!) というハッシュタグが流行りました。
せっかく今回バチェロレッテも日本で導入されたので、出演者引継性は日本でもやってほしいです。
あなたが次のバチェラー シーズン4の主役をバチェロレッテの出演者のなかから選ぶとしたら、誰を推しますか? !
- 初登場の2014年バチェロレッテAndiシーズンでファイナルローズをもらえず
- その翌2015年のKaitlynシーズンで第4週目から特別参戦し、アンチを大量創出😅
- スピンオフBachelor in Paradise (後述)で最後の週まで残るが、プロポーズはしない結果に
- 2016年 ニックファンの後押しもあり Bachelor として選出され、最後の相手を選びプロポーズ。しかし放送終了後に別れる・・・。
3. スピンオフ Bachelor in Paradise
Bachelor in Paradise 撮影舞台 Playa Escondida Sayulita
これは出演者引継性をさらに発展させたようなスピンオフなのですが、メキシコのビーチリゾートで、シーズンをまたがって過去の出演者男女を集めたものです。
大きな違いは、男女「1人 対 複数」ではなく、男女「複数 対 複数」である点で、男性がローズをあげる週と女性がローズをあげる週を交代制で回していく仕組みになっています。
放映期間は6週間、収録は21日間らしいのですが、その間で複数のカップルが徐々にできあがっていきます。
もう一つルールが、毎週ローズをもらえなかった出演者は落ちますが、ときどき出演者の補充もされます。 補充された出演者がどこのできかけカップルの間に入って略奪するか、はたまたイイ感じになっていたカップルの片方が新キャラに目移りしちゃうのかしないのか、、、というのが見どころになってきます。
補充は最後の回までされるのですが、大抵そこまでいくとどこかに割って入れることはないので本当に茶番でしかない出演者もいます。笑
6週間生き残り最終的にイイ感じになってる組は、プロポーズすることができるわけですが、軽い設定の感じとは裏腹に、意外と感動的なプロポーズ、そしてその後ちゃんと結婚にまで至ったカップルも複数あり、あなどれません。
4. 2 on 1 デートがガチバトル
日米どちらにもあるシステムだけど違った雰囲気のものに、2 on 1 デートが挙げられます。
これは「波風立てない日本」と「主張することはするアメリカ」、日米の人付き合いの文化の違いによるものかと思いますが、アメリカ版の 2 on 1 デートは本当にバチバチです。もう、、、バッチバチです。
使われ方としては、出演者の間で険悪な2人がいて、それをなんとなく察知したバチェラー/バチェロレッテが片方を選んで残すという形です。
私の記憶が正しければ、アメリカ版では必ずしも発動されなかったようなされたような。。。と思って調べたらやはりないシーズンもありました。
↓ は先に紹介したニックさんがバチェラーとして出た時の 2 on 1 デートの様子です。高学歴で心理カウンセラーのテイラーと、自由奔放で世話係もいるようなお嬢様コリーンが 2 on 1 デートに選ばれました。とりあえずご覧いただけると、英語がわからなくても感じるバチバチ感が・・・笑
バチェロレッテジャパンで使って欲しかった二人を選ぶとしたら、美容男子の瀬戸口さんがケンカふっかけた藤井さんか榿澤さんでしょうか。肝心の瀬戸口さんが序盤で脱落したので、福田萌子さんとしても使うに使えなかったところかもしれません。謎のローズvsマラカイ人選で、結局どちらもバイバイしないオチはある意味仕方がなさそうでした。
必ずしも 2on1は発生させなくていいと思います!
5. Stolen Roseはない
こちらはバチェロレッテジャパンの番組でも「日本オリジナル」だと言っていましたが、アメリカ版にデート中の略奪システムはありません。
私としては、画期的なシステムで面白い、アメリカ版にも逆輸入を期待ですが、文法的に Stolen Rose はおかしいかなと思うので (盗まれたローズ?)、シンプルに Steal Rose かスポーツ大好きアメリカ的な表現で Intercept Rose あたりにネーミングされるかな、と思います。
それはさておき、世界で第一号の榿澤さん、当たって砕けたけど実行したことに意味があったと思います!👏
さてさて、バチェラーシリーズの日米の違いを見ていきましたが、楽しんでいただけましたでしょうか。 弊社ソーキャリゼイションでは、日本の愛情表現を南カリフォルニアのように豊かにしたいというミッションがあります。
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