畑-Tierra Roja, オークヴィル東シルヴァラード・トレイルからプリチャード・ヒルへの斜面には銘醸畑ダラ・ヴァレ、ピーター・マイケルのオー・パラディなどが集まる中にある銘醸畑から造られるAVAワインとして非常に希少でコストパフォーマンスが高い。
ヴィンテージ情報
春に嬉しい雨が降った後、2019年の夏は典型的な乾燥した日差しの強い夏だったが、極端な天候や気温の変化がなく、安定していた為、果実の新鮮さと品質が保たれまま、長いハングタイムが素晴らしい色、骨格、ソフトなタンニンを引き出した。
開花結実は2018年よりも少なく、房はしっかりとして凝縮感があり、2019年は傑出したヴィンテージといえる。
テクニカル情報
TORの造るカベルネ・ソーヴィニヨンは全て、小さなタンクで醸し期間を2～3週間とり、ロット毎に別々に発酵させ、その後タランソとダルナジューの新樽で20ヶ月熟成させている。
テイスティング・コメント
カシス、湿った土、ブラックチェリー等の最上級のオークヴィルのカベルネが持つ特徴的なアロマ。
黒い果実の非常にリッチで濃厚な味わいで、オークヴィルがカベルネにもたらす力強さと明るさが感じられる。
ほろ苦いチョコレート、ミント、タバコ、エスプレッソのニュアンスが感じられ、絹のように滑らかで長いフィニッシュへと続く。
15樽製造。
畑情報
ティエラ・ロハ・ヴィンヤード地図
カベルネ・ソーヴィニヨン 2019年のオークヴィルは、ティエラ・ロハとスケリンガー・ヴィンヤードのブドウから造った。
ティエラ・ロハはオークヴィル・クロスロードをシルヴァラード・トレイルに向う突き当りの丘陵にある。
斜面の上にはマヤのダラ・ヴァレが、隣にはジョゼフ・フェルプスのバッカスが、シルヴァラード・トレイルを挟んだ向かいにはラッド、近くにスクリーミング・イーグルがあるオークヴィルの一等地。
わずか1.6ヘクタールのヒルサイドにある宝石のような畑だ。
銘醸畑に囲まれるAVAワインとして希少でコストパフォーマンスの高いワインとなりました。
ティエラ・ロハ・ヴィンヤード
畑には大きな石がごろごろある赤土(スペイン語でロハ=赤)土壌。
火山性土壌のジューシーで濃厚なワインを想像するかもしれないが、この畑のブドウから造られるワインの味わいはは斜面上部のダラ・ヴァレよりはスクリーミング・イーグルに近く、色が濃く、薫り高く複雑な味わいを持つワインになる。オーナー栽培家のリンダ・ニールは1987年から同畑を所有し、自身でもティエラ・ロハ・ブランドのワイン(ワインメーカーはTORのジェフ・エイムス)を造っているが、現在TOR以外のワイナリーにブドウを供給していない。
スケリンガーはAVAオークヴィル東側ヴァレー・フロアでラザフォードに接し、長年に亘りオークヴィル産のブドウを他のワイナリーに供給しており、今年初めてTOR Oakville にブレンドした。
ヴィンテージ: 2019年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他: オークヴィル/ Oakville
畑: ティエラ・ロハ・ヴィンヤード/ Tierra Roja、スケリンガー・ヴィンヤーズ/ Skellenger Vineyards
備考: 在庫僅少
ワインメーカー: ジェフ・エイムス/ Jeff Ames
醸造: 2～3週間のマセラシオン
熟成: 仏産新樽にて20か月熟成（タランソ―社＆ダルナジュー社）
キャップ: コルク
アルコール度数: 15.2%
JAN: 無し