サンソーは、私たちが使用している他のすべてのブドウとは、全く異なるブドウです。
その愛らしいキャラクターで私たちを魅了し、ブレンドの重要な要素として、フレッシュさと魅力的な香りを加えています。
このワインは、鮮やかな明るいガーネット色、可愛らしい香り、魅力的な果実のフレーバーに一目惚れします。
アルプスの野生のイチゴ、バラの花びら、春のスミレの妖しい香りが、フレッシュでジューシーなフレーバーとしなやかなテクスチャーに支えられながら広がります。
午後のピクニックに最適なワインで、サーモン、天然マッシュルーム、シャルキュトリーとの相性は抜群です。
サンソーは南フランスが原産地で、グルナッシュやカリニャンとブレンドされるのが一般的です。
ニューワールドでは少量しか栽培されておらず、ワシントン州ではごく最近になって栽培されるようになりました。
マッキンリー・スプリングス・ヴィンヤードでは、サンソーとカリニャンは晩熟で、通常、収穫のたびに最後に収穫するブドウのひとつです。
標高335m、ウォーデン・サンド・シルトローム土壌に、南北向きに植えられています。
樹形はVSPで、西側を高く残して日陰を作り、午後の暑い日差しからブドウを守っています。
この畑は、標高のせいなのか、丁寧な栽培のせいなのか、それとも土壌のせいなのか、私たちが扱うブドウの中で最もバランスの良いものをもたらしてくれます。
果実は全て手摘みで収穫、100%除梗し、フランス産のコンクリート・キューブ・タンクで発酵。
発酵には野生酵母を使用し、清澄は行わず、手作業によるパンチダウン、ポンプオーバーを行っています。
フリーランジュースは、分けてニュートラルのフレンチオークで熟成します。
シンクライン(向斜)は地質学の用語で水平に堆積した地層が横からの圧力で曲げられくねくねと曲がった岩盤の谷となった部分を指します。
オーナーでありワインメーカーのジェームス&ポピー・マントン夫妻のワイナリーと自社畑はワシントン州最大のコロンビアヴァレーAVAの最西端、オレゴン州に跨るコロンビア・ゴージュAVAに位置しています。
このAVAは雨の多い西部と半乾燥地の砂漠地帯に分かれ、彼らのワイナリーと畑はその中間点にあります。
1999年にたった76ケースから始まった彼らのワイン造りはずっと変わることなく、バイオダイナミック農法の自社畑、そして全てにおいて環境に配慮ながら、革新的なワイン造りで世界に通用するワインを生み出すという確固たるヴィジョンを持ち続け限定生産のワイナリーとして高い評価を得ています。
樽やブドウとの親密な関係を保つため年間の生産量は5000ケースに抑えられています。