私たちの物語は、1971年に両親のスーザン・ソーコルとビル・ブロッサーが、オレゴン州の ダンディ・ヒルズに初めてブドウの木を植えたことから始まりました。
2代目ワイン生産者として私たちは、サステイナブルな方法で、”丘陵地のブドウ畑の特徴を表現した世界クラスのワインを造る。
” という家族のレガシーに情熱を持って取り組んでいます。
美しいピンクの色調を眺めながら、ラズベリーとストロベリーの香りにそのまま飛び込んでみよう。
口に含むと、赤い果実が前面に出て、ほのかにキャラメルが感じられます。
辛口で酸味があり、爽やかな味わいは、どんなお祝い事にも、そう、ただの火曜日であっても、エレガントな表情を与えてくれるのです。
トリプルチョコレートケーキ、クッシ・オイスター、ソフト・ゴートチーズとクラッカーなど、夜のご褒美にぴったりです。
ソーコル・ブロッサーは、イオラ・アミティ・ヒルズに位置する火山性土壌と冷涼な海風の影響を受けるこの畑をブロッサム・リッジ・ヴィンヤードと名付けました。
2014年からブロッサム・リッジはオーガニック・ヴィンヤードに移行し、「地球に優しい」農業の価値観を継承しています。
2018年の春は、過去10年間の平均よりも暖かく、かなり乾燥していました。
4月中旬に芽吹き、6月上旬に開花しました。
春の天候は、開花に大きく影響するため非常に重要です。
6月初旬にはダンディ・ヒルズに巨大な雹の嵐が吹き荒れましたが、幸運にもソーコル・ブロッサーのブドウには何の影響もありませんでした。
夏は巨大な炉のように始まりました。
7月は暑い月で、32度以上の日が続きました。
このまま暑さが続くのかと思いきや、8月に入ってからは穏やかな天気となりました。
9月はさらに涼しくなったため、ブドウのハングタイムは長くなり、結果的に糖度が上がりすぎず熟した果実となりました。
2018年は2012年以来、最も冷涼な栽培シーズンであり、ベストヴィンテージになると確信しています。
スパークリング・ロゼのピノ・ノワールのブドウは9月8日と14日に手摘みで収穫し、全房圧搾で軽く長めに圧搾。
低pH、低フェノール、クリーンで明るい果実味を維持しました。
果汁はステンレス・ドラム15%とオーク樽85%でニュートラルなスパークリング・スタイルの酵母を用い発酵しました。
その後6ヶ月間熟成させ、ワインの大部分はフレンチオーク(新樽10%、一度使用したオーク10%、ニュートラルオーク80%)で熟成。
残り15%はステンレスドラムで熟成しました。
熟成後、ワインはひとつにブレンドされ、瓶詰に入る前に1ヶ月間休ませています。
2019年4月に補糖瓶詰し、醸造チームがその期間中定期的にテイスティングを行いながら45ヶ月間瓶内熟成し、理想的な澱引きの時期を決定しました。
最終的なワインは2023年2月に抜栓され、純粋な果実味と酵母からもたらされる複雑味が理想的な味わいに仕上がりました。
ソーコル・ブロッサーが最初にブドウ樹を植えた1971年はオレゴン州ではまだワイン産業はほとんど存在していない状態でした。
今日ではワイナリーの数は1,100を越え、ブドウ畑も18,000ヘクタールに増えて世界中どこでもオレゴンワインを楽しむことができるようになりました。
ソーコル・ブロッサーはオレゴン州でワインづくりが始まって以来、環境に優しいブドウ栽培とビジネスに於いて指導者的役割を担ってきた家族経営のワイナリーです。
ソーコル・ブロッサーは環境と健康に配慮し、丘の中腹にある自社畑の特色ある風味を表現したワールド・クラスのワインづくりに全力を注いでいます。
このワールド・クラスの品質へのこだわりと環境重視がソーコル・ブロッサーのコア・バリューとなっており、オーガニック農業を行うだけではなく環境にも働く人にも優しいワインづくりを行っています。
この取り組みはワイナリー創業時から取り組んでおり2005年秋には名誉ある米国農務省の正式なオーガニック証明書を受けました。