ワインメーカーの母の名を冠したナンシーズ・ビュー。
ナンシーズ・ヴューは、”ミックス・ブラック（いくつかの黒ブドウ品種を混ぜて栽培）”の畑、「ウィンド・ミル」からの最上級のブドウを中心に、コンクリートの発酵樽（３トン）に入れた。
第一発酵が完了した後、最初のフリーラン・ドレインの一部をコンクリートのピラミッド型タンクで熟成させ、残りのワインはフレンチオークとハンガリーオークの樽で熟成させた。ウィンドミル・ブロックのセカンド・パスは野生酵母で発酵。パイプライン・ブロックのジンファンデルが1樽、コテージ・ブロックのクレヴェンジャー・クローンのジンファンデルが少々、そしてウィンドミル・ジンファンデルの3つを、1～2年使用したフレンチオーク樽とパンチョンで別々に熟成された。2021年6月、これらはアッサンブラージュされ、2022年3月に瓶詰めされる前に、約35％のフレンチ・オークの新樽に戻して8ヶ月間追加熟成。
明るいガーネット色。ダークフルーツと香ばしいオークの香りに溢れ、ブルーベリー、ココア、焼いたパイナップルのジャムのような甘やかな風味が豊か。しっかりとした骨格を持つ。
パソ・ロブレスの西側にあるピーチーキャニオンは、1988年にダグ＆ナンシー・ベケット夫妻が立ち上げた家族経営のワイナリーで、パソ・ロブレスに最初に出来た10のワイナリーの一つに数えられています。テロワールを重視し献身的なワイン作りの姿勢が評価され、多数の受賞歴を誇り、模範的なジンファンデルを武器に、パソ・ロブレスをカリフォルニアの重要なワイン産地の一つへと押し上げました。
現在ワイナリーを引き継いだ２代目のジョシュ＆ジェイク・ベケット兄弟は、ブドウ畑で両親の背中を見て育ちました。長年のワインビジネスに携わる中で、彼らは少し変わったアイデアでマーケットに可能性を見出しました。2004年に兄弟はピーチーキャニオンを離れ、クロニックセラーズを立ち上げ、独自のワインを作り始めます。ワインの質と巧みなマーケティング力でワイナリーを年産17,000ケースの規模へと成長させ、2019年にワイナリーエクスチェンジ社へ会社を完全売却。その後ピーチーキャニオンに戻り、正式にワイナリ―の経営を引き継ぎました。
これまでピーチーキャニオンはジンファンデルにより評判を築いてきましたが、現在栽培中のブドウは、ローヌとボルドー品種が40％を占めています。ジョシュとジェイクは最近また新しいヴィンヤードを手に入れました。ベケット・ファミリーは現在パソ・ロブレスの西寄り、海側に、102エーカーの自社畑を所有しています。全ての自社畑は、ウィロウ・クリーク、アデレーダ、テンプルトン・ギャップの3つのサブAVAの内にあります。パソ・ロブレスの老舗ワイナリーとして、これらの素晴らしいAVAのテロワールを最大限表現するため、2019年ヴィンテージより生産するすべてのワインをエステート・ワイン、自社畑で収穫されたブドウのみ使うワインとしました。
再入荷通知の登録完了！該当商品が再入荷いたしましたらお知らせいたします。