樹齢15~20年。ネイヴェ村標高400m。チョーク質石灰質土壌。5000本/ha。ソフトプレス。温度管理下でのアルコール発酵10日間。ステンレスタンクで熟成。ペリセッロ家は、バルバレスコ・ネイヴェの小さな集落である「ペリセッリ」に因んだ名前を持つ、ネイヴェに深いルーツのある一家です。また、ネイヴェで自社ワインを瓶詰め販売した最初の生産者の一人でもあります。この小さな家族経営のワイナリーの歴史は、1921年、先々代のジュヴァンニ氏が、歴史ある農園「カッシーナ・クローザ」を購入したことから始まります。彼が購入するまではネイヴェの貴族であるコンティ家が所有していたほど古く、宝物のように扱われていた農園でした。現在でもネイヴェで最高のぶどう畑の中心に位置付けられており、この地域の他の生産者がよく訪れる場所でもあります。その後、ジュヴァンニ氏の息子パスカーレ氏が当主になり、ワイナリーは更に革新します。パスカーレ氏は、ぶどう畑とセラーでの仕事をとても愛していていたため、当時では非常に一般的であった大量生産のワインではなく、品質向上へ注力するようになりました。それ以来、ワイナリーの仕事は品質向上のための絶え間ない探求を続けています。1971年には、まだバルク販売が一般的であったこの時代に、彼らが自社で瓶詰めしたバルバレスコがリリースされました。2007年にパスカーレ氏が他界した後は、娘のオルネライア女史が当主となり、家族の偉大な伝統を守り続けワインを造っています。オルネライア女史は幼少期から父の丁寧な仕事を間近で感じ、ワイナリーの仕事を継承して来ました。そのため、現在も品質に一番のこだわりを持っています。素晴らしいワインは、良いぶどう畑からしか造られないという信念を持つ彼女は、ぶどうの樹一つ一つに手間暇かけ、ぶどう畑に手作業が行き届くように膨大な時間を費やしています。そうして丁寧に栽培した、自社のぶどうのみでワインを作ります。目標は「お客様が自分たちのワインを飲むときに満足すること」。当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、これが常に仕事をしてきた理由だと言います。2020年より、未来の当主である、オルネライア女史の息子のシモーネ氏も本格的にドメーヌでワイン造りに携わるようになりました。シモーネ氏は去年まで、イタリア一有名なアルバのLaScuolaEnologicadiAlbaでワイン造りの伝統と最新の醸造学を学びました。また、ワイナリーは、ランゲの生産者組合によって新たに設立された「Biotipicità」に加入し、環境問題や持続可能な農法にも取り組んでいます。ガンベロ・ロッソなど多数の専門誌でも毎年高得点を獲得している生産者です。
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