ワイン名は人生の渦という意味で、フランソワ・トリュフォー監督の名作映画『突然炎のごとく』の中でジャンヌ・モローが歌った挿入歌に由来します。ワイン名は人生の渦という意味で、フランソワ・トリュフォー監督の名作映画『突然炎のごとく』の中でジャンヌ・モローが歌った挿入歌に由来します。土壌は、モーリーの近くはシストと粘土、コルビエールは石灰質です。収穫:8月末
2021年は涼しい年でしたが、とても乾燥した年でもありました。
4月の霜害は免れました。ジャン・フィリップが管理する畑からブドウを買って造られるこのワインは2014年がファーストヴィンテージ。カルスの西、モーリー近くに点在する区画と、カルスの北東、コルビエールでも海に近い区画のブレンド。1970年と1990年に植樹をした古樹です。コンクリートタンクにて全房のまま約7日間の醸し発酵。抽出は一切せず、ただ果実を果汁に漬け込んでいます。その後ゆっくりとプレスしコンクリートタンクにて8ヶ月の熟成。品質の安定を図るため、軽くフィルターをかけ、瓶詰め前にSO2をごく少量を加えます。フランス南部のルーション地方。ペルピニャンの北西、地中海から20kmほど内陸に位置する人口わずか200人のカルス。優良ドメーヌの割合が非常に高いことで知られている村です。地中海性気候のエリアに属します。ジャン・フィリップ・パディエは、同じくカルスの代表生産者であるマタッサのトム・ルブ、ドメーヌ・ド・ロリゾンのトマ・テイベール、オリヴィエ・ピトンと同じように、ドメーヌ・ゴビーで経験を積んだ後、2003年にワイナリーを設立しました。幼少期をブルゴーニュで過ごしましたが、ジャン・フィリップのルーツは祖父母が暮らしていたフランス南西地方にあります。ここで、プラジョルのワインに出会い、ワイン造りを志すようになりました。今日、40ほどの区画に細分化された15haを標高200~300mのところに所有しています。土壌は石灰質、シスト、粘土など多様で、仕立てはゴブレです。
栽培はオーガニックとビオディナミ、特にイラクサをはじめとしたハーブのインフュージョンを散布します。彼が手掛けるワインからは、上品さとピュアさが一層感じられるようになってきました。醸造中には亜硫酸塩を使用せず、瓶詰め時に必要に応じて添加します。彼のワインは、エレガントで、ピュアで豊かな果実味に溢れています。かつて、コート・デュ・ルシヨンを名乗っていたこともありますが、今となってはアペラシオンをあまり重要視していないため、すべてヴァン・ド・フランスにしています。
ジャン・フィリップのラベルに描かれたシンボルは、すべての生命が太陽から生まれることから太陽、そしてすべての生命を見通す第三の目を表しています。キュヴェ名の多くは、ポップカルチャーに関係しています。他のカルスを代表するワイナリーが村外に大きなセラーなどを構えるようになった今日でもジャン・フィリップはこのカルスの村に真ん中にある小さなセラーにてワインを造り続けています。