カリストガAVAの中央東側ハウエル・マウンテンの麓に1878年に開墾、現在の樹は1968年にセント・ジョージの台木にプティ・シラーを接ぎ木した為、第2次フィロキセラも免れ、現在のオーナーもお金儲けに走らず(カベルネ・ソーヴィニヨンに植え替えず)、貴重な畑を残すことができている。土壌は石ころがごろごろした昔の小川の堆積土壌で、カリストガの暑い日中と朝は西のソノマ側から入る冷たい風の影響を受ける。醗酵はレッドウッドの開放大樽、仏産樽熟成(新樽30%)。プティ・シラーの適所で栽培されると、ジンファンデルよりも色濃く、よりスパイスのニュアンスが強くなる。味わいはまろやかでジューシー。生産量約 190ケース/年
テクニカル情報
醸造:1980年代に使われていたレッドウッドの開放大樽にて醗酵(ソフトな仕上り)、天然酵母、全て手作業、仏産樽熟成(新樽比率30%)。
ジョエル・ピーターソンからのコメント
プティ・シラーの適所で栽培されたものは、ジンファンデルよりも黒色濃く、よりスパイスのニュアンスが強くなる。深い色合い、壮大な仕上りだが、決して重々しくならない。
2019年は多種のフルーツ黒すぐり、ブラック・ベリー、黒胡椒のニュアンスが満載で、得てして渋くなりすぎるタンニンを適所、適時の収穫、的確な醸造で素晴らしいバランスのプティ・シラーにまとまっている。
畑情報
パリセーズ・ヴィンヤード
約0.4haの小さな畑はカベルネ・ソーヴィニヨン全盛のナパ・ヴァレーの中で、プティ・シラーの古樹を大切に育てる数少ない畑のひとつ。
1878年に植樹され1908年にイタリア移民のバーバリス・ファミリーに引き継がれ、彼らが「ボンデッド・ワイナリーNo.118」を起こした場所。
ワイナリーは禁酒法時代を生き延びることはできなかったが葡萄栽培は現在まで引き継がれ、彼らの息子のフランクが1968年にセント・ジョージの台木にプティ・シラーを接ぎ木した為、第2次フィロキセラも免れ、現在のオーナーもお金儲けに走らず(カベルネ・ソーヴィニヨンに植え替えず)、貴重な畑を残すことができている。
土壌は石ころがごろごろした昔の小川の堆積土壌で、カリストガの暑い日中と朝は西のソノマ側から入る冷たい風の影響を受けるプティ・シラー天国。
ヴィンテージ: 2019年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: プティ・シラー100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他: カリストガ/ Calistoga
畑: パリセーズ・ヴィンヤード/ Palisades Vineyard
備考: 限定数入荷 vinous 93P Jan.2021 by Antonio Galloni
ワインメーカー: ジョエル・ピーターソン/ Joel Peterson
醸造: レッドウッド開放大樽にて天然酵母発酵
熟成: 仏産樽熟成(新樽比率30%)
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.6%