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Once & Future

Once & Future Mataro Oakley Road Vineyard Contra Costa 2018

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マタロはカリフォルニアと一部のオーストラリアでの呼び名でムールヴェードルと同じ。サンパプロ湾の東に隣接するコントラ・コスタ郡にあり、暑い地区と思われがちだが、サンパプロ湾からの冷たい風がディアブロ山の影響を受け、吹き込み暑さは緩和される。地表から12mもある深い砂地の為、フィロキセラは生存出来ず、台木を使わず自根で育つ。昼の暖かさを砂地の畑がキープするので、熟すのが遅い品種だがこの畑では早く熟し、夜の涼しさが酸をキープする。多くの生産者がこの品種を大柄で凝縮感強く濃く造るが、このワインは優しく、おだやかで飲みやすく、複雑味があり、上品。生産量約 115ケース/年 新樽25%

マタロはカリフォルニアと一部のオーストラリアでの呼び名で(南仏やスペインが主生産地のムールヴェードルと同じ品種)、1870年代ブレンド品種の一つとして多く栽培されていたが現在は多くがムールヴェードルとして少量栽培されている。

果皮が厚い為、渋みが強く凝縮感のあるワインを生むが熟すのに非常に時間がかかる。

単独品種のワインを造る生産者は少なくリッジが幾つかの畑から造り、MATAROとしてリリースしている。

テクニカル情報

生産量:約 352ケース/年

醸造:1980年代に使われていたレッドウッドの開放大樽にて醗酵(ソフトな仕上り)、 天然酵母醗酵、全て手作業、仏産樽熟成(新樽25%)

ジョエル・ピーターソンからのコメント

この畑は生育期の平均気温は24℃だが、夜は15℃まで下がり、昼は32℃まで上がる、昼の暖かさを砂地の畑がキープするので、熟すのが遅い品種だがこの畑では早く熟し、夜の涼しさが酸をキープする。

多くの生産者がこの品種を大柄で凝縮感強く濃く造るが、私はこの畑の特徴である自根、100年以上の古樹、深い砂土壌、午後に吹く冷たい風の影響を十分に生かし、優しく、おだやかで飲みやすく、複雑味があり、上品なワインに仕上げている。

2018年は熟したラズベリーやプラムに、スモーク、土、スパイスのニュアンスが重なり、ソフトなタンニン、旨味が凝縮したマタロの良さが溢れ出る。

畑情報

深い砂地の畑

オークレイ・ロード・ヴィンヤード

サンパプロ湾の東に隣接するコントラ・コスタ郡にあり、サクラメント-サン・ホアキン・リヴァー・デルタの南、マウント・ディアブロの東に位置する。

暑い地区と思われがちだが、サンパプロ湾からの冷たい風がディアブロ山の影響を受け、吹き込み暑さは緩和される。

地表から12mもある深い砂地の為、フィロキセラは生存出来ず、台木を使わず自根で育つ。現在はサンフランシスコへの近郊居住都市であり、大きな電力施設やサンフランシスコ・ベイエリア高速鉄道(BART)が伸びようとして土地の買い占めが進んでいる。

つまり葡萄畑は減少しつつあり、ましてやシャルドネ、カベルネでないマイナー品種の古樹の畑は非常に少なく希少となっている。

ヴィンテージ: 2018年

容量: 750ml

タイプ: 赤ワイン

味わい: フル・ボディ

主要品種: マタロ(ムールヴェードル)

原産国名: アメリカ

地方名: カリフォルニア

AVA: コントラ・コスタ・カウンティ/ Contra Costa County

畑: オークレイ・ロード・ヴィンヤード/ Oakley Road Vineyard

備考: vinous 93P限定数入荷

ワインメーカー: ジョエル・ピーターソン/ Joel Peterson

評価: 90P以上

キャップ: コルク

アルコール度数: 14.9%