ルイ・ラトゥールから貰い受けて19世紀後半に植樹した株の芽を1945年に植えました。自然酵母を用いて小さい開放桶で発酵、シュールリーで熟成させています。ブルゴーニュスタイルのエレガントな仕上がり。赤い果実、腐葉土、ザクロのアロマが特徴で長期熟成にも向いています。
ヴィンテージ情報
ブドウの花は非常に弱く、開花期の風や雨で結実不良になることがある。2019年は春の雨で収量が平年の30%減になるという大きな打撃を受けたが、その後の生育は順調で、自然に収量が落ちたことでブドウの粒一つ一つに味わいは凝縮し、収穫は前年よりも6日遅い8月28日に開始し、8日間で完了した。
テクニカル情報
醸造・醗酵:全体の33%は全房発酵。
1トン容量の開放発酵タンクに除梗したブドウとともに入れて毎日パンチダウンを行い、発酵はゆっくり進む。(自然酵母のみ使用)
マウント・エデンでは2007年ヴィンテージのピノ・ノワールから24年ぶりにブドウの一部を全房発酵することを再開している。
その結果、重さと強さ、エネルギーとニュアンスが増して、熟成によってピノ・ノワールの複雑性を引き出すことができる。
仏製樽で澱とともに12ヶ月熟成(新樽50%)することでテロワールの特徴がはっきりと出る。
人工的な清澄をせず、フィルターかけなしでボトリングしている。
テイスティング・コメント
マウント・エデンのワインには土地とヴィンテージの個性が反映される。
理想的な濃いルビー色を呈し、驚くほどフレッシュで柔らかい赤い果実のアロマとカルダモン香があり、ブラックベリー、ココアのリッチでバランスが取れた素晴らしく深みのある味わいが特徴だ。
オークのニュアンスがフィニッシュに感じられる。
今飲んでも美味だが、20年の熟成が可能。
若くして飲む場合はデキャンタージュすることをお薦めする。
ヴィンテージ: 2019年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: ミディアム・ボディ
主要品種: ピノ・ノワール100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: サンタ・クルーズ・マウンテンズ/ Santa Cruz Mountains
畑: マウント・エデン・ヴィンヤーズ/ Mount Eden Vineyards
備考: Wine Spectator 91 (Dec. 31, 2022)
ワインメーカー: ジェフリー・パターソン/ Jeffrey Patterson
醸造: 35%全房発酵
熟成: 仏産樽にて12か月熟成(新樽比率50%)
キャップ: コルク
アルコール度数: 13.5%
JAN: 791066123467