仏産樽と米産樽を約半分ずつ(新樽65%)、24ヵ月樽熟成。瓶熟2年後にリリース。 標高高く冷涼な畑。カリフォルニアのカベルネとしては珍しく、洗練されたタンニン、心地よい酸とアメリカにしては低めのアルコール、甘くない味わい、タイトな仕上り。長熟が特徴。
ヴィンテージ情報
2017年は素晴らしい年で冬にたっぷりと雨が降ったことで、前年までの雨が少なく乾燥した気候と土壌に恩恵をもたらし、葡萄樹の生育に大きな助けとなった。
収穫量はやっと平均値に戻り、収穫の最終段階の天候は心地よい涼しさがあった。
古樹はドライ・ファーミングしており、畑が標高の高い山にあることから、近在の畑とは全く異なるテロワールが、他にはないここだけのワインを造り出している。
収量は1エーカーあたり1.トン。
収穫は前年より16日遅い9月26日に始まり、29日に終了。
テクニカル情報
醸造:小さな開放発酵槽で自然酵母発酵。
14日間醸し期間を設けて、手作業でパンチ・ダウンを行う。
50%仏産樽(60%新樽)と50%米産樽(60%新樽)で24か月熟成、2年弱の熟成期間中に6,7回澱引きし、2年の瓶熟後リリース。
テイスティング・コメント
松林、カシス、セージ、曰く言い難い土のニュアンスが複雑に絡み合い、バニラのアロマが溢れ出す。
ブラックベリーとカシスの味わいが豊か。
樹齢40年の古樹にふさわしく、ドライ・ファーミングを施している為、しっかりとした骨格を持ちながらバランスがとれており、柔らかいタンニンがワインの力強さをより一層引き立てる。
長く熟成させて楽しむという贅沢が味わえるワイン。
17年の熟成が可能。
畑情報
この地に、カベルネ・ソーヴィニヨンが植樹されたのは1940年代で、現在の葡萄樹は1981~82年に植え替えされている。
太平洋からの風を受ける冷涼な畑の葡萄はアルコール度が上がりすぎず、味わいが凝縮したワインを作りだす。
5ヘクタールの畑に植樹された品種はカベルネ・ソーヴィニヨン(3.9ヘクタール)、メルロ(1ヘクタール)、カベルネ・フラン(0.06ヘクタール)、プティ・ヴェルド(0.08ヘクタール)。
太平洋の影響を強く受けるサンタ・クルーズ・マウンテンの葡萄で高品質なカベルネ・ソーヴィニヨンはリッジのモンテ・ベッロとマウント・エデンのカベルネ・ソーヴィニヨン・エステートが双璧である、とワインメーカーのジェフリー・パターソンは自負している。
ヴィンテージ: 2017年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン80%
ブレンド品種: メルロ15%、カベルネ・フラン3%、プティ・ヴェルド2%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: サンタ・クルーズ・マウンテンズ/ Santa Cruz Mountains
畑: マウント・エデン・ヴィンヤーズ/ Mount Eden Vineyards
備考: Wine Spectator 93 (Feb. 28, 2022)
ワインメーカー: ジェフリー・パターソン/ Jeffrey Patterson
醸造: 開放発酵槽で天然酵母発酵
熟成: 50%仏産樽(60%新樽)&50%米産樽(60%新樽)にて24か月熟成
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.0%
JAN: 791066123450