}

Matthiasson Family Vineyard

Matthiasson Cabernet Sauvignon Phoenix Vineyard Napa Valley 2020

  • Sale
  • Regular price ¥28,600
Tax included. Shipping calculated at checkout.


※こちらは協力インポーターより仕入れのため通常よりも1~2営業日余分に発送までお時間を頂戴する場合があります。

2020年は山火事に影響された年でしたが、このワインに使われる畑は発生地の南にあり、当時は北東向きの風が吹いていたこともあり、ブドウは影響を受けませんでした。設立から22年間、様々な場所でワインを造ってきましたが、遂に2017年に自分達のワイナリーと呼べる建物と畑を購入することができました。マサイアソンのワインを「エステート」と呼べる環境がやっと整ったのです。このワインは、100%「フェニックス・ヴィンヤード」のシャルドネで造られます。またブドウは、オーガニックの認証を受けています。ブドウは旧オーナーがマヤカマス山脈の麓の東向きの急斜面に1982年に植樹しました。カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロのオールド・ヘリテージ・セレクションが植えられています。畑の購入後はオーガニックに転換し、新しくブドウの植樹もおこないました。

植樹間隔がとても狭いことと、急斜面であることから、ほぼほとんどの作業を手作業で行います。堆肥も手押し車とシャベルで畑に撒きます。

海洋性の頁岩が広がる畑で、ナパの中でもとてもユニークな土壌です。この土壌由来のエキゾチックな赤果実や、軽やか且つ重厚なパレットが、長くしっかりとした余韻に繋がります。ワインはフレンチオーク樽(およそ20%新樽と旧樽)、旧ドゥミ・ミュイ、大型のフュードル樽(バローロの様にアロマを保護する目的で)で20ヶ月熟成しました。若くしても楽しめますが、長期熟成にも耐えられます。オーナー醸造家のスティーヴ・マサイアソンはナパ・ヴァレー屈指のヴィンヤード・コンサルタントです。彼のクライアントにはアイズリー、シャペレ、スポッツウッド等があり、バランスの取れたブドウ造りに定評があります。マサイアソンは完全家族経営の小さなワイナリーです。スティーヴが造る白ワインはイタリア・フリウリ地方のワインがモデルで、赤ワインはボルドー・スタイルが中心です。畑(現場)出身の現場主義であり、畑の作業は可能な限り全て自分で行います。そして、スティーヴはワインの味わいを決定する重要な要素である収穫時期を通常より3~4週間早めることを好み、カリフォルニアワイン業界全体を驚かせています。2014年には、アメリカの有力紙サンフランシスコ・クロニクルの「WinemakeroftheYear」に選ばれ、今後の活躍が期待される敏腕若手醸造家です。スティーヴ・マサイアソンにとって、ワインを造るという事は、畑仕事の延長にしか過ぎません。マサイアソンで使われるブドウはナパ・ヴァレーとソノマ・ヴァレーの畑から収穫され、どれもスティーヴ本人が生育期を通して栽培を管理する畑です。スティーヴはブドウ品種が本来持つ個性や香りをワインにそのまま反映させるスペシャリストです。彼は、どこにでもあるようなシャルドネやカベルネ・ソーヴィニョンはもとより、リボッラ・ジャッラやレフォスコ・ダル・ペドゥンコロ・ロッソのような、普段ナパ・ヴァレーでは、あまり見かけない品種も得意とします。どんな品種であっても、彼の仕事は、ただひたすらそのブドウが育つ土壌と品種の個性をワインに反映させることです。マサイアソンのワインの特徴は、お食事に合わせる事を前提とした爽快感と、通常のカリフォルニアワインよりも低めのアルコール度数です。畑それぞれに適した栽培農法を用いることによって凝縮感のあるブドウを育て、醸造家としての自己顕示欲を極力抑え、ブドウの個性を尊重することによりアロマティックな香りに包まれたバランスの良いワインを造ることが可能になります。カリフォルニアにおいて優れたバランスを持つシャルドネとピノ・ノワールを探求する組織として一世を風靡した「InPursuitofBalance(IPOB)」の元メンバーであり、ヨーロッパを思わせるエレガントで鮮やかなワインを造ることに定評があります。