ドイツの有名なシュロスグート・ディールのオーナーであり、尊敬され続けるワインメーカーのアーミン・ディールと、偉大なるドイツ・ワインからインスピレーションを受けて造るワインです。
2023年のポエッツ・リープ・リースリングは美しく快活なワインで、白い花と熟した果樹園の果実の香りを表し、ほのかな火打石のニュアンスがそれを引き立てています。
あふれるフレッシュさと明るさが味わいにあり、特に白桃、青リンゴ、際立ったミネラルの風味が何層にも重なります。
フィニッシュは長く満足感があり、生き生きとした酸味と上品な甘さのバランスの取れた印象を残します。
2023年は、複雑でバランスの取れた白ワインの産地として知られるホワイト・ブラフスAVA産のブドウを主に使用しています。
セージモアのガマッシュ・ヴィンヤードで栽培された古樹リースリングは、明るい酸味と金柑のニュアンス、そして魅力的なミネラル感を持つのが特徴です。
バッカス・ヴィンヤードのドイツ・リースリングのクローンは、やや熟成したスタイルで白桃のニュアンスを加えます。
さらに、少量のデュブルー・ヴィンヤード産のリースリングをブレンドすることで、完成したワインにミネラル感と魅力的な核果のキャラクターを与え、香り高さを引き立てています。
2023年は、低収量であったため、高品質で力強い味わいのワインとなりました。
春の冷涼な気温は、芽吹きを2~3週間遅らせましたが、5月の突然の熱波が成長を促しました。
7月と8月の大半は安定して気温が高く、ブドウの成熟を促進しました。
しかし、ヴェレゾンは遅かったため、均一な成熟を確実にするために、慎重なキャノピー管理が必要でした。
8月下旬の短時間の猛烈な熱波により、収穫は異例の早さで始まりましたが、9月中旬にはコロンビア・ヴァレーは、日中は暖かく、夜は涼しいという典型的な秋のパターンに落ち着きました。
順調な気候は10月下旬まで続いたため、ブドウが生理的に完熟するのに必要なハングタイムを長く確保することができました。
手摘みで収穫した少量のブドウを選別し、苦味が出ないように優しく全房プレスした後、フレッシュな果実の香りとフレーバーを保つために、温度を15℃に下げてステンレス・タンクで発酵させました。
発酵が終わった後、ワインメーカーは各ロットを慎重に評価し、リースリングのクリーンで快活な特徴を示す完璧なバランスのワインを作り上げました。
ロング シャドウズは2002年にワシントンワインのヴィジョナリー(先見の明を持った)アレン シュープによって設立されました。
シュープは1984年から2000年までの間シャトー サン ミッシェルの社長兼CEOを務め、世界的に高名なイタリアのピエロ アンティノリ (コル ソラーレ)とドイツのドクター ローゼン (エロイカ リースリング)との国際的なワインづくりのパートナーシップを築きました。
ロング シャドウズはこの成功を礎に世界の主要なワイン産地の偉大なワインメーカーのエリート集団をワシントン州に招き、ワシントン州のコロンビア ヴァレーのブドウ栽培地の素晴らしさを明示するワールドクラスのワインをつくる為に設立されました。
それぞれのワインメーカーはシュープとワイナリー在住のワインメーカージル ニコールと個別にパートナーを組み、個々の典型的で最高品質のワインを各々の醸造法でつくり、独自のボトルに詰められています。