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その昔川底であったドライクリークヴァレーのサンディローム土壌の畑に広がるドライファーミングの畑。
樹齢41年のブドウ樹が成熟感やシルキーなテクスチャ、エレガントな酸などバランスの良い味わいを造り出す。
料理人だった父の影響を受け、幼い頃からワインと食に造詣が深かったデンマーク人のレオ・ハンセンはコペンハーゲン初のミシュラン星付きレストラン、Kong Hans にてワイン・ディレクターとして勤務していたが、ワインの買い付けのため訪れたカリフォルニアに魅せられ1999 年に移住した。
昼はワイナリー、夜はソムリエとして働きながら化学、栽培学、醸造学などを学び、アレキサンダー・ヴァレーで高い評価を得ていたStuhlmuller Vineyards にてワインメーカーとして活躍した後2004年自らのワイナリーを設立、偶然にも彼のミドルネームであり南アフリカにおけるシュナン・ブランの呼び名でもあった"STEEN" にちなんだ名を付けた。
ドライ・ファーミングや自根のブドウ畑にこだわり、野生酵母による発酵、新樽を控えアルコール感の穏やかなより自然に近い手造りのスタイルを一貫して磨き上げ、エレガントでフード・フレンドリーな味わい深いシュナン・ブランを少量造る。
彼のワインは土地の風土を映し出す新時代の生産者を紹介する著書として大きな話題を呼んだ "The New California Wine" (Jon Bonné 著)にも取り上げられた。
カリフォルニア今起きている大きなうねりを感じさせる生産者のひとり。