深みのあるスミレ色。熟したイチゴやスミレの香り。次第にチェリーのニュアンスも感じられます。きめ細かなタンニンはしなやかで心地よい。ほどよく熟成したチーズ、白身肉や赤身肉のローストとよく合います。1998年初VIN。植密度は7,000 本~ 10,000 本/ha
樹齢は10~25 年。ステンレスタンクで18~21 日間のマセラシオンとアルコール発酵。ワインの熟成には300L と500L のミディアム・トーストのフレンチオーク樽を使用し、約8 カ月をかけます。
軽く濾過をしてから瓶詰め。その後、更に6 カ月の熟成を経て出荷されます。ジュスティ・エ・ザンツァは、キアンティやモンタルチーノ、ボルゲリのような既存の有名産地に対抗すべく、全く新しい産地で、新しいトスカーナワインの可能性を追求しているカンティーナです。トスカーナの北西部、リヴォルノとピサに近いファウリアはアルノ川の左岸に位置し、ボルドーのメドックにも類似する気候です。1995年にパオロ・ジュスティ氏が、敷地35haの古いカンティーナを買収しました。元建築家であるオーナーのパオロ・ジュスティ氏と、約10年に渡りパオロを助けるモニカ・マッソーニ女史、2009年より参画したエノロゴのパオラ・カレッラ女史の3人が中心となり、常に畑とぶどうと対峙しながらワイン造りを行っています。
現在17haでぶどうを栽培し、完熟したぶどうを全て手作業で収穫します。土壌は砂質に石灰・粘土が混ざっており、際立った水捌けの良さがこのカンティーナが高品質のワインを生産するキーポイントになっています。発酵は、自然の状態を保つため、敢えて温度管理をしないセメントタンクを使用し、18~21日間実施します。また発酵途中にぶどうの種子を取り出すことにより、ワインのエグミを抑えているなど、独自の工夫を凝らしています。熟成はほとんどフランス産の樽にて行っています。現在、数多くの一流レストランのワインリストに掲載され、また、様々なワインジャーナリストやワイン誌で高評価を得ています。Dulcamara、Belcore、Nemorino、Adine は、ガエターノ・ドニゼッティーの歌劇「愛の妙薬」に登場する中心人物の名前に由来しています。ワインのラベルは、イタリア工業デザインの 巨匠、故エットーレ・ソットサス氏によるものです。
2015年ヴィンテージよりビオロジック認証取得をしました
(Nemorino Bianco除く、EUオーガニック認定、Suolo e Salute)