アレキサンダー・ヴァレー産のブドウを30%も使用した深みのあるカベルネ。柔らかなタンニンと力強いフィニッシュをもつハイパフォーマンス。
アレキサンダー・ヴァレーのブドウを30%使用。
野生の熟したブラックベリー、ブラックプラム、淹れたてのエスプレッソやココアパウダーの豊かなアロマで始まる力強いカベルネ。口に含むと、ミルクチョコレートで覆われたチェリー、スミレの香り、キャラメル、コーヒー豆の豊かなフレーバーが広がり、骨格のしっかりしたワインに仕上がっている。
マイケル・ポーザンは、ブドウの品種の個性を最大限に引き出すブレンドを行うことに大変長けています。長年ナパとソノマの生産者と友好的な関係を築いてきたため、カリストガにある自社畑のブドウに加え、毎年優れたブドウを選ぶことができるのです。高い品質と卓越した価値は、彼の手掛けるワインの大きな特徴です。マイケル・ポーザンワイナリーは現在、年間約10万ケースを生産し、様々なブランドを展開しています。そのうち、ジアポーザ、ナパ1847、ラザフォードロードの3つのブランドが、アイコニックワイン・ジャパンのポートフォリオに加わりました。
ワイナリーは1991年にマイケルとその妻メアリー・アンによって設立されました。カリフォルニア出身のマイケルは、サンフランシスコ・ベイエリアのバークレー・ヒルズで育ちました。ヒールズバーグ近郊のドライ・クリーク・ヴァレーにある祖父の農場を訪れたマイケルは、早くからワインの世界に触れていました。ドライ・クリーク・ヴァレーにある祖父の農場の近くの道路には、今でもポーザン家の名前が残されています。
マイケルがワイン造りへの興味は、ワイナリーで販売員として働いていたときに始まりました。この間、収穫から瓶詰めまで、ワイン造りの全工程を見てきたマイケルは、ナパのワイナリーを訪れ、ワイン造りの基本を学びました。その後ワイン樽を手に入れ、自分のワインを瓶詰めすることを決意し、ワイン造りに深くのめり込んでいきました。こうして、ネゴシアン・スタイルのワインメーカーとして、ワインのキャリアをスタートさせたのです。
マイケルが最初に手掛けたラベルはディアスプリングスで、カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネをそれぞれ250ケースずつ造りました(現在はこのラベルのワインは販売していません)。
マイケルのワインは、ナパ、ソノマ、そしてローダイのブドウで大半を造っています。2018年、マイケルはカリストガにある個性的ななブドウ畑を取得しました。この畑はもともと1880年代にジンファンデルが植えられていましたが、2010年にカベルネ・ソーヴィニヨンに植え替えられました。
ポーザンワイナリーは、家族経営のワイナリーです。マイケルの妻メアリー・アン、息子のダンテ、そして弟のジョセフとその妻キンバリーがポーザンのワイナリーチームです。マイケルは、コンサルティング・ワインメーカーのモリー・リピット氏とともにワイン造りの監督を続けています。モリーは、ハイディ・バレット、フィリップ・メルカ、マイク・ハービー、ジュリアン・ファイヤードといった伝説的なワインメーカーと仕事をした経験から、ワイン造りに深い見識を持っています。モリーは以前、フォルカー・アイゼル・ファミリー・エステートのワインメーカー、ムーンツァイ・ヴィンヤードのアソシエイト・ワインメーカー、パラダイム・ワイナリーのアシスタント・ワインメーカーを務めていました。また、ダックホーンヴィンヤード、レリックワインセラーズ、タリスマン、ニュージーランドのホワイトヘーヴンヴィンヤードで働いた経験もあります。