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Freeman Vineyard & Winery

Freeman Ko-fu Riesling Sonoma Coast 2022

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ワインは、非常に若々しく、淡く澄んだ外観をしており、香りはリースリングらしい、フレッシュなグラヴェンシュタイン・アップル、桃のコンポート、レモングラス、ほのかにイチジクのアロマが感じられます。口に含むと、溌剌とした酸味が明るくフルーティーな風味を豊かに包みこみ、残糖の甘さは感じないドライな仕上がりです。トロッケン・スタイルのリースリングで、今から開けても美味しく、少なくとも2027年頃まで楽しめます。1stヴィンテージとなる「光風」リースリングは、良き友人であるペリーズ夫妻が、我々のワイナリーから道を挟んで位置する彼らのアビゲイルズ・ヴィンヤードからリースリングを造ってみないかと誘ってくれたことから誕生しました。アキコ自身、日頃からリースリングを飲んでおり、特にアルザス産のリースリングが好きだったので、シャルドネとピノ・ノワール以外の品種をフリーマンとして造るうえで、このアロマティックな品種は、まさにピッタリでした。アビゲイルズ・ヴィンヤードは1990年代半ばにピノ・ノワールだけを植えており主にスパークリング・ワインに使われていましたが、2019年、ペリーズは、友人であり才能溢れるワインメーカー、ロス・コブとともに、2エーカー以上のピノ・ノワールをリースリング(クローン17)に植え替えました。彼らは、シャルドネやピノ・ノワールのように、リースリングもまた、この地域の長くて涼しい霧の多い生育期からの恩恵を受け、素晴らしいブドウになると信じていました。

2021年に最初のリースリングを収穫したとき、彼らの予測は正しかったと証明されました。リースリングは早熟で、他の品種よりも糖度が低く、酸度が高い品種です。

2022年のリースリングは早く成熟し、21Brix、スパークリング・ワインと同じような酸の高さで収穫し、樽発酵を行いました。シャルドネと同様に旧樽で発酵させ、醸造における最大の違いは、リースリングの爽やかな口当たりを保つために、マロラクティック発酵を行わないことです。フリーマン・ヴィンヤード&ワイナリーはケン・フリーマンと六本木出身で奥様のアキコによって2001年に設立されました。その15年前、まだ二人が出会って間もない頃、共にエレガントで洗練されたシャルドネとピノ・ノワール好きとして意気投合し、いつかはカリフォルニアでブルゴーニュのような複雑味と、飲み手を惹き込む力を持ったワインを自分達の手で造ることを夢見ていました。世界に匹敵するワイナリー設立を実現するために、冷涼でなだらかな斜面に植えられているブドウ畑を中心に、300を超える畑や栽培農家の視察を始めます。その結果、選んだのは霧に覆われ海岸から内陸に吹き込む冷たい海風に影響されるソノマ・ヴァレーの生産地でした。そこで育つブドウはゆっくりと成熟し、フレッシュな酸が保たれ、とてもピュアでフレーヴァー豊かに育ちます。フリーマンが設立された2000年代は、カリフォルニアでは果実味たっぷりのワインが生産され消費されていたブームの真っ只中ですが、彼らはそんなトレンドに影響されることなく、有機農業を基本としながら、バランスが取れた上品なワインを醸造するという自分達の信念を貫いています。結果、フリーマンのワイン・スタイルはカリフォルニアはもとより、世界からも注目を浴びるようになり、各国の著名なレストランのワインリストに採用されて、小さいながらも著名なブランドに成長しました。2015年4月、安倍晋三首相を招いて行われたバラク・オバマ元大統領のホワイトハウス公式晩餐会に、2013年ヴィンテージの涼風シャルドネが供され、一躍脚光を浴びました。2019年現在、アキコさんはカリフォルニアでワイナリーと畑を所有する唯一の日本人オーナー女性醸造家として、つつましく切れ味のある高品質ワインを造り続けています。