ダヴィド・デュバン氏は、1971年生まれ、ブルゴーニュの醸造家で注目度がNo.1といえる実力派の造り手です。
1965年父親のピエールがこのドメーヌを始め、生産した全量を生産者協同組合に販売していました。
デュバン氏は19歳で学校を卒業して、ワイン造りに携わるようになり、その後DomainePierreAmiot(母方の親戚)やDomaineArlaudでスタジエをし、またジャイエ・ジル氏とも出会い、1993年頃から親交を持つようになりました。
そして遂に2015年、「ル・メイユール・ヴァン・ド・フランス2015」にて三ツ星評価を獲得するに至りました。
デュバン氏はワイン造りにおいて、ぶどう栽培に最も力を注いでいます。
手間を掛け、愛情を注ぎ、丁寧に栽培をすることが最も重要だと考えています。
その労力を惜しまないため、畑にいる時間が最も長くなっています。
ラベルには記載していませんが、2007年にエコセール、2010年にABマークの有機(栽培)認証を取得しました。
また、醸造については、自然な状態で醗酵・熟成させることを理想としています。
細心の注意を払いながら醸造テクニックに頼らず、人為的介入を極力避ける方法で行っています。
瓶詰め後、すぐ飲むことも出来、かつ、長期熟成も可能である芳醇な果実味、酸味、タンニンなどの要素の構成が十分で、バランスのとれた味わいのワインを造ることを目指しています。
2008年より全房スタイルとなります。
発酵中は毎朝テイスティングを行い、ワインの状態を確認し、その日のピジャージュの回数などを決めます。
樽熟成は12~18ヶ月間新樽(B.H.C.Blanc30%、Rouge30%、N.S.G.Villages40%、1erCru40%、G.C.40%)。
白は、軽く澱引き後、ノン・フィルタレーションで瓶詰めされます。
赤は、2006年~2008年にかけて、発酵に全房を用いるようになり、スタイルを確立しました(全房使用比率:B.H.C.Rouge40~50%、Villages60%、1erCru75~80%、G.C.90~100%)。
澱引きもほとんど行われないで瓶詰めされます。
2006年にはジャッキー・トルショ氏、ルイ・レミー氏の畑を引き継ぎ、醸造と販売を開始しました。