2006 年にリリースしたカヴィオラ氏の集大成を表すキュヴェ。アルバのすべての優れた生産者にとって、バローロにおけるネッビオーロの最高の表現を引き出すことは挑戦であり、ゴールでもあります。ノヴェッロの地に畑を所有したことで、カ・ヴィオラにとっても新たな挑戦となりました。ブドウの樹齢が比較的若いこと、そして、この地域の他のクリュのように有名ではないものの、大きな可能性を秘めたクリュが少しずつ分かってきていることから、ワクワクさせられる未来の展開を垣間見ることができます。このバローロは、かなり深いルビーレッド色で、グラスの縁はオレンジ色がかっている。香りにはセージ、ローリエ、タイム、スパイス、下草、メントールやエーテル、チョコレートやタバコのニュアンスが感じられる。口当たりはとてもエレガントでシルキー。密度が高く、調和のとれた余韻が長く続く。発酵: 温度管理されたコンクリートタンクで15 ~ 20日間。全房を使用することもある。
マセラシオン:果帽を沈めながら15 ~ 30 日間
熟成: 大樽で24 カ月間、コンクリートタンクで
12 カ月間。濾過はしない
年間生産量:約6,000 本イタリアのワイン専門誌『ガンベロ・ロッソ』において2002年最優秀エノロゴに輝いた、ジュゼッペ・カヴィオラ氏が自ら経営をするカンティーナです。ピエモンテを中心に、多い時で約30のカンティーナのワインのコンサルタントを請け負うなど、その才能はイタリア国内屈指であり、今や、偉大な醸造家としての地位を確立しました。畑はバローロ地区でもっとも力強いワインを産出するセッラルンガ・ダルバの東のモンテルーポ・アルヴェーゼに約9ha所有しており、ワインの酒質もセラルンガに似たものとなります。畑は、3ヶ所のパーセルに分かれています。ボルミアとエルザにバルベラとネッビオーロを植え、バルトゥロットにドルチェットを植えています。標高はそれぞれ約400mで南および南西向きの急斜面です。石灰質と粘土質の土壌は、豊富にミネラルを含み、それが果実に複雑味を与えています。夏期には約50%のグリーンハーヴェストを実施。1本の木に4房程を残し、収穫量を低く抑えています。モンテルーポという地名は狼の山を意味し、ラベルにも反映されています。ラベルの絵はドリアーニの偉大な画家ジャンニ・ガロによって描かれています。≪カ・ヴィオラにおける発酵・瓶づめの方法≫収穫したぶどうは、醗酵漕に入れる前に除梗するものと除梗しないものを分別します。ぶどうを醗酵漕に入れる際に、除梗したものと除梗していないものを交互に入れて、時間をかけて醗酵させます。醗酵時間の差のあるものを交互に入れる事により、よりワインにフィネスとエレガントさがもたらされます。また赤ワインは全て澱引きをせず、瓶づめを行います。