冷涼なサンタ・バーバラAVAの中で比較的温暖な地域であるサンタ・イネス・ヴァレーのブドウを主に使用したソーヴィニヨン・ブラン。真っ直ぐな味わい。
ブドウはサンタ・バーバラのサンタ・イネズ・ヴァレーとロス・オリボス地区にある小さな畑のソーヴィニヨン・ブランを使用。全ての畑はサステナブル農法で栽培され、古木と新しい木のブドウを両方使用。
収穫は夜間に手摘みで行う。スキンコンタクトを抑えながら、ホールクラスターのままプレスし、ニュートラルオークとステンレスタンクのミックスで発酵。
ハチミツ、メロン、レモングラス、和梨が広がりフレッシュで爽やかなアロマを演出。クリアな酸とチョーキーなミネラル感がミットパレットで果実味を包み込む。ほんの微かにオイリーなニュアンスが味わいに厚みを与える。
1800年代開拓者であったのジェームス・オンティヴェロス先祖が1855年聖マリアの日にこの地にやってきたことから名づけられた「アルタ・マリアヴィンヤード」。現在9代目のジェームスがもつこの土地(ランチョ・オンティヴェロス)はその一部分。周囲はオーボン・クリマなど、高級ワイナリ―へブドウを供給するビエン・ナシードなど、名高い銘醸畑に囲まれている。
大学時代に共にワイン講義を受けたポール・ウィルキンズと共同し、2004年にアルタ・マリアを立ち上げる。栽培家のオンティヴェロスと醸造家のウィルキンズは、サンタ・マリア・ヴァレーの素晴らしいテロワールを自分達の手掛けるワインにいかに反映させるかが最大のこだわりとする。ラベルには開拓時代の手作りの釘が描かれており、まさに彼らの思いを表現している。
大手ワイナリーの畑の管理やブドウの買い付け担当を経験後、ビエン・ナシード畑を含むミラー・ファミリーのセールス/マーケティング・ディレクターを務める。酪農を営んでいた家族から引き継いだ8エーカーの小さな畑、ランチョ・オンティヴェロスに少しずつピノ・ノワールを植え、2004年大学時代の友人ウィルキンズと共にアルタ・マリアを立ち上げる。
大学で醸造学を勉強する傍ら、在学中からいくつかのワイナリーでの下積みし経験を積む。アメリカにおけるローヌ品種の先駆者、ジョン・アルバン氏と出会い、1998年にはアルバン・ヴィンヤードで大学の卒業前にアシスタント・ワインメーカーまで上り詰める。アルバン・ヴィンヤードで次々とパーカー100点を打ち出した輝かしいヴィンテージのワイン生産に携わった後に独立、自身のブランドを立ち上げる。2004年、オンティヴェロスとアルタ・マリアを共同で開始し、サンタ・マリア・ヴァレーのテロワールを丁寧に表現するピノ・ノワールの生産をしている。