シャンパーニュのピエール・ペテルスの審美眼に叶う、酸、土壌由来のミネラル感、緊張感のある引き締まった酒質の畑。仏産樽(特注のDamy社製、20-25%の新樽)にて約1年かけてゆっくりとアルコール発酵・熟成MLFを完全に終わらせる。ステンレスタンクに澱を入れて更に熟成 塩味や柑橘系フルーツ、スイカズラと白い花のニュアンスが満載、ミディアム・ボディながら、果実の豊かさ、ジューシーでバランスのとれた上品な口当たりが特徴。
ヴィンテージ情報
2018VTGは近年では驚くべき程素晴らしい年となった。
冬の雨は例年の60%程であったが、前年の2017年に十分な雨があり、土壌や葡萄樹は十分な水分を含み、快適な冬から春を過ごした。
一番暑かったのは7月だったがその時に葡萄は果皮を厚くし凝縮した果実を得る基礎を作った。
8月から収穫までは穏やかな気候で葡萄はゆっくりと完璧な成熟を遂げた。
結果として議凝縮感とフレッシュさを合わせ持った特別なヴィンテージとなった。
テクニカル情報
醸造:全房圧搾(優しいプレスでえぐみのない果汁を得る)、この時点で十分に酸素と触れさせる(プレモックス※を防ぐため、これ以降はほとんど空気に触れさせない)。
仏産(特注のダミー社製、20-25%の新樽)にて樽醗酵約1年かけてゆっくりとアルコール醗酵、マロラクテッィック醗酵を終わらせる。
ボトリング前に4-6ヶ月間ステンレスタンクに澱と共にいれて追加熟成を行なう(澱がほとんどワインに溶け込んでいく)、ノンフィルター、人工的な清澄なし。
※プレモックス:Premature Oxidation(プレマチュア・オキシデーション)の略。主に白ワインで起こる熟成前に酸化してしまう劣化のこと。
テイスティング・コメント
明るいゴールドの色合いだけでなく、塩味や柑橘系フルーツ、スイカズラと白い花のニュアンスが満載、ミディアム・ボディながら、果実の豊かさ、ジューシーでバランスのとれた上品な口当たりが特徴。
塩味と酸味が感じられ心地よい余韻を楽しめる美しい仕上がり。
畑情報
サンタ・クルーズ・マウンテンズの南端に位置する
マウント・パハロ・ヴィンヤード/ Mt.Pajaro Vineyard
リースの自社畑の中で一番新しい、冷たいモントレー湾を望む鋭角な酸が生きる畑
サンタ・クルーズ・マウンテンズにあるリースの自社畑の中で一番最近取得した6番目の畑。他の5つの畑はAVAの北の西向き斜面に点在するが、マウント・パハロはモントレー湾に近い涼しい南側、標高274m、海からの距離は11km、コラリトスの町近く7ha。
サン・アンドレアス断層が細かく分裂する複雑な土壌で、シャルドネ、ピノ・ノワールに適した粘土質の表土の下に海洋性隆起の岩石質。
入手時は放棄されたリンゴ園で、今までの経験を結集して開墾。
アルパイン・ヴィンヤードの厳選したクローンを超密植で植樹。
シャルドネはレモンクリーム、ハニーサックル、突き抜けるようなミネラル感を持つ。
リースのスパークリング、ブラン・ド・ブランのメイン畑。
シャンパーニュのピエール・ペテルスの審美眼に叶う、酸、土壌由来のミネラル感、緊張感のある引き締まった酒質のシャルドネとなる畑。
ヴィンテージ: 2018年
容量: 750ml
タイプ: 白ワイン
味わい: ミディアム・ボディ
主要品種: シャルドネ100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: サンタ・クルーズ・マウンテンズ/ Santa Cruz Mountains
畑: マウント・パハロ・ヴィンヤード/ Mt.Pajaro Vineyard
備考: 94P Vinous Sep.2020 by Antonio Galloni、93P Jeb Dunnuck com Sep.2020
ワインメーカー: ジェフ・ブリンクマン/ Jeff Brinkman
醸造: 全房圧搾。仏産樽にて天然酵母醗酵(新樽比率20~25%、特注のダミー社製を使用)・熟成、マロラクティック醗酵100%
熟成: ボトリング前に4~6か月ステンレス・タンクにて追加熟成
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 13.1%