カリフォルニアのグラン・クリュの一つとも称される畑 岩が多い土壌、海の影響を強く受ける冷涼な位置にある。仏産樽(新樽15%)11か月熟成 花、新鮮なパイナップルに加えてブリオッシュのような贅沢で退廃的な香りも感じられる。さわやかな口当たりからまろやかさに変化し、レモンからマーマレード、洋ナシ、蜂蜜などの味わいが感じられ、ミネラルと力強い柑橘系へ印象が変化していく。
ヴィンテージ情報
2021年はカリフォルニア州内の多くの地域は非常に暑かったが、サンタ・バーバラはかなり涼しく霧に覆われたままであった。
霧はサンタ・マリア・ヴァレーを象徴する特徴の一つであるが、2021年は例年よりも霧の滞留時間が続き、時には乳白色の濃い霧が発生するほどだった。
収穫は9月中旬に行った。
テクニカル情報
3回に分けて涼しい夜明け前に収穫して、圧搾後、一晩浸漬後に澱引きを行い、自家培養の自然酵母を用いて仏産樽(新樽15%)で発酵。
一次発酵、マロラクティック醗酵の間も攪拌を施し、シュールリーで11か月熟成。
テイスティング・コメント
ビエン・ナシードはオーハイのアプローチではきりっとしたスタイルのシャルドネになることが多いが、2021年のように冷涼な年でも徐々に熟成が進み、リッチなワインに仕上がった。
花、新鮮なパイナップルに加えてブリオッシュのような贅沢で退廃的な香りも感じられる。
さわやかな口当たりからまろやかさに変化し、レモンからマーマレード、洋ナシ、蜂蜜などの味わいが感じられ、ミネラルと力強い柑橘系へ印象が変化していく。
畑情報
ビエン・ナシード・ヴィンヤードといえば超有名畑であり、カリフォルニアのグラン・クリュの一つとも称される畑でサンタ・マリア・ヴァレーの東側にある岩が多い土壌、海の影響を強く受ける冷涼な位置にあり、長い日照時間を誇る。
1800年代にブドウ栽培が始まり、1969年に現オーナーのミラー家が購入し、畑を整備してビエン・ナシードと名付けた。
以来、オー・ボン・クリマをはじめとする名だたるワイナリーがこの畑のシャルドネ、ピノ・ノワール、シラーの供給を受けている。
ヴィンテージ: 2021年
容量: 750ml
タイプ: 白ワイン
味わい: ミディアム・ボディ
主要品種: シャルドネ100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: サンタ・マリア・ヴァレー/ Santa Maria Valley
ネステッドAVA、他: サンタ・マリア・ヴァレー
畑: ビエン・ナシード・ヴィンヤード/ Bien Nacido Vineyard
備考: Jeb Dunnuck 94 Points (Aug. 29, 2022)
ワインメーカー: アダム・トル―マック/ Adam Tolmach
醸造: 仏産樽にて醗酵・熟成(新樽比率15%)
熟成: シュール・リーで11か月熟成
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 13.0%
JAN: 858187004584