ジェイ・サマーズは1996年J.クリストファーを設立し長年ワインメーカーを務めましたが、2019年に辞して以来この個人プロジェクトにすべてを捧げています。
現在はウィラメット・ヴァレー、ダンディ・ヒルズで数十年来の付き合いのある畑のピノ・ノワールでワインを造り続け、今後は生産量の上限を以前よりもかなり少ない1,500ケース程度にしたいと語っています。
アビー・リッジ・ヴィンヤード私はアデルスハイムで働いていた1993年と、キャメロン・ワイナリーにいた1994年にアビー・リッジのブドウを使うことが出来ました。
そして2001年、幸運にも私自身がアビー・リッジのピノ・ノワールを分けてもらうことが出来、それ以来このブドウでワインを造っています。
アビー・リッジは私たちのピノ・ノワール・プログラムの礎であり、ウィラメット・ヴァレーで最高のピノ・ノワール・サイトであると信じています。
常にエレガントでありながら力強いワインを造っており、私の仕事はそれを台無しにしないことです。
私の友人であるビルとジュリア・ウェインが所有するこの畑は、ダンディ・ヒルズAVAが持つエレガンスの原型を表しています。
1haの コーリークローン・ピノノワール。
2021年ヴィンテージは非常に暖かく、とても均一な収穫ができました。
収穫を始める直前に良い降雨があり、暑く乾燥した長い生育期間の後、ワインにバランスをもたらすのに非常に役立ちました。
20ヶ月の樽熟成、一次発酵とマロラクティック発酵ともに野生酵母使用。
25%新樽(ジレットとルソー)。
J.C. サマーズは、ジェイ・クリストファー・サマーズと彼の長年のパートナーで妻のロンダ・ニューウェル・サマーズとのコラボレーションです。
ラベルには、彼らのワイン造りの冒険における新たな段階を意味する新月が描かれています。
オーナーであり生粋のオレゴニアンであるジェイ・サマーズは、30年以上ウィラメット・ヴァレーでワインを造り、1996年にJ. Christopherブランドを立ち上げました。
彼の師匠であるキャメロン・ワイナリーのジョン・ポールやアデルスハイム、ニュージーランドのドライリバー等、偉大なワインメーカーの元でワイン造りの経験を積んだジェイ・サマーズのワインは小ロットで手造りされ、ウィラメット・ヴァレーの最高の畑のブドウのみを使用します。
J.C. サマーズの哲学は、旧世界のスタイル(焦点、長さ、バランスを重視)ワインを造ることです。
ジェイは言います「私たちはフルーツボム(果実爆弾)を造らない。
果実味、酸、テクスチャーが絶妙なバランスのワインを造りたい。
口中で中盤に広がる爆発的な味わいを超える、完成されたワインを造りたい。
それには急がず、ワインが自然に育つようにすることが重要だ。
ワインが自分たちのペースで発展するためには、人間の介入は最小限にとどめなければならない。
」彼は、旧世界のワインからインスピレーションを得て、それをウィラメット・ヴァレーのテロワールに適用しているのです。
ジェイはワイン造りが忙しくないときは、ギターを弾いたり、自身のバンド「Portland Cement」の新しい曲を作ったりしています。
彼らの新しいアルバム「The Road to El Groove」も、是非チェックしてみてください。