評価の高いビエン・ナシードの畑の中でも、サシが選ぶのはXブロック(1973年植樹、南向き標高が高く強い風が吹き込む)と、Zブロック(1992年植樹 南西向き標高が高く険しい斜面で土壌には石灰岩が混じる珍しい区画)。多くのストレスを受けた葡萄はカリフォルニアらしい豊潤さとフランス北ローヌを思わせるスパイシーさを兼ね備えた仕上り。優しい抽出、長いマセレーション期間を取った畑の個性を語る仕上り。
テクニカル情報
醸造・熟成:伝統に乗っ取り、100%全房醗酵、開放コンクリートタンクで27日間の優しい抽出、長いマセレーション期間の後、優しくプレスし、12か月225リットル、4か月500リットルの仏産樽にて熟成。
瓶詰前にSO2を入れない。
生産量158ケース
畑情報
ビエン・ナシード・ヴィンヤード
サンタ・マリア・ヴァレーAVAにあり、オー・ボン・クリマやオーハイが使うことで有名な銘醸畑。
海岸から約30km内陸に入った海岸山脈を背にし、日中は十分な日照があり、夜から朝にかけて冷たい風と霧が入る冷涼産地。
サシ・ムーアマンは2015年まではXブロックのみ、2016年からはXとZブロックを使う。
Zブロックは1992年に植樹された南西向き、標高が高く険しい斜面で土壌には石灰岩が混じる珍しい区画。
オーハイのアダム・トルーマックが長年この区画を気に入って使い、そのアダムの元でワインメーカーとしてキャリアを始めたサシにとっても意味がある区画。
Xブロックは1973年にエストレラ・リヴァー・クローン(北ローヌ・シャプティエの区画からと言われる)を粘土堆積土壌の強い風が吹き込む南西向き斜面に植樹。
ビオディナミ栽培。今では最も樹齢が古い区画の一つで、骨格のしっかりした葡萄となる。
ZとXは両方とも標高が高くストレスの多くかかる区画。
Zからのミネラル感とXからの芳醇さがバランスしたワインは、カリフォルニアの特徴である豊さと北ローヌの様な冷涼地区を思わせるスパイシーさを兼ね備えた仕上がり。
伝統に乗っ取り、100%全房醗酵、開放コンクリートタンクで27日間の優しい抽出、長いマセレーション期間の後、優しくプレスし、12か月225リットル、4か月500リットルの仏産樽にて熟成。
瓶詰前にSO2を入れない。
生産量158ケース
ヴィンテージ: 2020年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: ミディアム・ボディ
主要品種: シラー100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: サンタ・マリア・ヴァレー/ Santa Maria Valley
ネステッドAVA、他: サンタ・マリア・ヴァレー
畑: ビエン・ナシード・ヴィンヤード/ Bien Nacido Vineyard
備考: 94P vinous June 2022 by Antonio Galloni
ワインメーカー: サシ・ムーアマン/ Sashi Moorman
醸造: 全房比率100%、開放コンクリート・タンク発酵、SO2無添加
熟成: 仏産樽にて18か月熟成(225リットルのバリックにて12か月、500リットルのパンチョンにて6か月)瓶詰時少量のSO2添加
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 12.8%