ト・カロン創業者ハミトン・ウォーカー・クラブの名を冠した3つのワインの中のトップ・キュヴェ。広大なト・カロン・ヴィンヤードの中「H.W.C」に使用される区画は故ロバート・モンダヴィ自らが1960年代に植樹した貴重な区画(2007年改植)発酵・マセラシオンを約30日間行い、仏産樽(新樽100%)で熟成 ハイエスト・ビューティーとエリザス・キュヴェより4ヶ月長い、約2年半の樽熟成後、瓶熟を経て2022年春リリース。類いまれなるバランス、純粋さ、凝縮感を備えている。成熟の頂点を捉えて収穫。抽出しすぎず、際立ったフレッシュさ、しなやかな口当たり、リッチさ、そして長い余韻を示す。高いレベルの洗練さとシルキーなフィニッシュが加わる。
ヴィンテージ情報
2019年はワインメーカーにとって理想的な年でした。
全体を通しては涼しい年と言え、温暖な春から穏やかな夏に進み、涼しめの秋は生育期を長く取れ、ブロック毎の成熟度を判断しながら、収穫のタイミングを決めることができた。
特に果実のフレッシュさと味わいの複雑さは特筆すべき出来栄え。
今すぐ飲んでも十分楽しめるが、セラーでの長い年月を待つことで素晴らしい熟成が期待できる。
テイスティング・コメント~アンディ・エリクソン
鮮やかな赤紫色を帯び、エネルギーとフレッシュさを兼ね備えてクラッシックなト・カロンを表現する。
カベルネ・ソーヴィニヨンであるが、赤系ラズベリーやブラック・チェリーの要素を感じさせ、バニラビーンズ、土っぽさ、クローブのスパイシーさが香る。
特にシルキーな口当たりのタンニンはまろやかで良くこなれて丸みを帯び、繊細な酸が全体をバランスさせている。
重厚であるが重すぎず、複雑で長い余韻が伸びやかに続く。
畑情報
ト・カロン・ヴィンヤードの創業者ハミルトン・ウォーカー・クラブの名前を冠した特別なワイン。
現在の3種のラインナップ(ハイエスト・ビューティー、エリザス・キュヴェ、H.W.C)の中のトップ・キュヴェ。
広大なト・カロン・ヴィンヤードはいくつもの区画に分かれており、品種、台木、樹齢、クローン、仕立て、日当たり、斜面、土壌も多岐にわたる。今まではほとんどがブレンドされていた。
ト・カロン・ヴィンヤード・カンバニー創立後、アンディ・エリクソンとチームが様々な検証を行った。
このH.W.Cの為に選択したのは、中央部、29号線に近い区画。
この区画は故ロバート・モンダヴィ自身が1960年代にこの土地に惚れ込み、最高のカベルネ・ソーヴィニヨンを生み出すべく自ら植樹した区画。
2007年に改植しているが、現在も非常に収量が少なく、故に濃厚な果実となり、仕上がったワインは濃い深紫を示し、香り高く、エネルギーにあふれ、濃厚でリッチ。
最高のカベルネ・ソーヴィニヨンとなる条件が様々にマッチしたこの区画はいままで単独区画でリリースすることはなかったが、多くの関係者から認識されていた区画。
それをアンディーがセレクトし、2016ヴィンテージからスタートしたハイエスト・ビューティー造りの際に検証し、ついに単独の特別キュヴェとしてリリースすることが出来た。
初リリースは2018年。
ヴィンテージ: 2019年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他: オークヴィル/ Oakville
畑: ト・カロン・ヴィンヤード/ To Kalon Vineyard(自社畑)
備考: 在庫僅少 James Suckling 100P, September 21, 2022
ワインメーカー: アンディ・エリクソン/ Andy Erickson
醸造: 厳格な選果、発酵・マセラシオン:約30日間
熟成: 仏産樽にて26か月熟成(新樽比率100%)
評価: 100P
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.8%
JAN: 86003276062