「Rancho Salsipuedes」内、The Old Guard とThe Vanguard に使われない区画から造られるワインで、この敷地の個性が全面的に伝わってくるワインに仕上がります。
ワインとの距離がギュッと縮まるフレッシュでピュアな赤ラズベリーのアロマがあります。
ブラックチェリー、茶葉、黒胡椒、オレンジの花が香ります。
軽やかさとアーシーさ、トースト香のバランス良く、全房発酵特有のセイボリーなアロマもあります。
2019 年らしい凝縮した果実、シルキーなテクスチャー、パワー、存在感があります。
レイディアンの黒果実とベントロックの寛大さを兼ね備えています。
ザ・ヒルトは、サンタ・バーバラ・カウンティの沿岸部の自社畑からシャルドネとピノ・ノワールを生産するプレミアムワイナリーです。
カリフォルニア・カルトワインの代名詞であるスクリーミング・イーグルのオーナー、StanKroenke(スタン・クロンキー)が所有し、スクリーミング・イーグルの姉妹ワイナリーとして知られています。
将来を期待される若き才能あふれるワインメーカー、マット・ディースが醸造を務めます。
マットは「透明感」があるワインの醸造を得意とし、畑のテロワールをワインにそのまま表現させることができるスペシャリストです。
彼は醸造科学を専門分野としていて、巷では土壌オタクと呼ばれています。
そのオタクの彼だからこそつくれるワイン、それがザ・ヒルトのシャルドネとピノ・ノワールです。
ザ・ヒルトのワインに使われるブドウは、とても過酷な自然環境で栽培されます。
東西に広がるサンタ・リタ・ヒルズ AVA は複雑に入り組んでいて、北向き、南向き、太平洋付近、内陸の 4 つの地区に分けられます。
ザ・ヒルトが使っている畑は太平洋により近く、海風の影響を受ける北向きの区画です。
栽培がとても難しいことで知られる地区ですが、最良のブドウが育つと言われています。
ザ・ヒルトが本拠地を構えるこの辺りは Rancho Salsipuedes(ランチョ・サルシプエーデス)の名称で知られ、太平洋から内陸 20km の位置にあります。
ここは海から吹き込む冷たい風を遮る障害物が一切なく、起伏に富んだ高原で、様々な標高、向き、土壌、ミクロクライメートがあります。
この畑の多様性がザ・ヒルトのワインに独特な個性と複雑味を与えています。
この Rancho Salsipuedes には「Radian」、「Bentrock」、「Puerta del Mar」の3 つの自社畑があります。
ザ・ヒルトでは、これら畑からスタイルの異なる 3つのブレンド・ワインを造ります。
新樽を多めに使い果実味と骨格が感じられる「ザ・ヴァンガード」、旧樽をメインに使いオールドワールドの繊細さとアロマをフィーチャーした「ジ・オールド・ガード」、そして両極端とも言えるこの 2 つのワインの「ちょうど真ん中」的なニュアンスでブレンドされるエステートワインがメインのラインナップです。
2019 年には「Puerta del Mar」の敷地に待望のワイナリーが完成しました。