ザ・ヒルトは、海の影響を受けるサンタ・リタ・ヒルズAVA 南西の角に位置する、ラディアン、ベントロッ
クそしてプエルタ・デル・マーという3つの畑の個性を余すことなく表現したワインです。ホナータの姉妹ワイナリーであり、将来を期待される若き才能あふれるワインメーカー、マット・ディースが醸造を務めています。マットは「透明感」があるワイン造りを得意とし、畑のテロワールをワインにそのまま表現させることができるスペシャリストです。ザ・ヒルトとは英語の “to the hilt” という慣用句に使われる単語で、「何かを全うする」、「成し遂げる」、「完全に」等を意味します。これをモットーに、クオリティの高いワインを造るためには一切の妥協を許さず、自然が与えてくれたブドウだけを使った最高品質のシャルドネとピノ・ノワールを醸造しています。オーナーは、あの言わずと知れたカリフォルニアのカルトワインであるスクリ―ミング・イーグルのオーナーであるスタン・クロンキー。彼はまた、NBA のデンバー・ナゲッツ、そしてNFL のセントルイス・ラムズ(現ロスアンゼルス・ラムズ)のオーナーで、サッカー・プレミアリーグのアーセナル筆頭株主でもあります。いきいきとしていて香ばしく、そして奥ゆかしいワインです。フレッシュなパイナップルと、粉砂糖を振りかけたレモン・カード。しなやかでいて、上品。エキゾチックでありながら、まるで牡蠣のような塩味もあります。長期熟成に向いていて、緊張感がありつつも、柔らかくみずみずしい果実感も感じられます。枇杷、青りんご、カモミール・ティー、ショウガ、ライムの果皮、そしてアガベのニュアンス。太平洋の冷涼な風のようなエネルギーをも感じさせるような完璧さもあります。その土地と、ワイン造りに対する姿勢をも感じられる1本で、冷涼さとかっちりとした動じなさが感じられながらも、温かみと寛大さ、それにも増して喜びをもたらしてくれるワインです。ザ・ヒルトは、サンタ・バーバラ・カウンティの沿岸部の自社畑からシャルドネとピノ・ノワールを生産するプレミアムワイナリーです。カリフォルニア・カルトワインの代名詞であるスクリーミング・イーグルのオーナー、StanKroenke(スタン・クロンキー)が所有し、スクリーミング・イーグルの姉妹ワイナリーとして知られています。将来を期待される若き才能あふれるワインメーカー、マット・ディースが醸造を務めます。マットは「透明感」があるワインの醸造を得意とし、畑のテロワールをワインにそのまま表現させることができるスペシャリストです。彼は醸造科学を専門分野としていて、巷では土壌オタクと呼ばれています。そのオタクの彼だからこそつくれるワイン、それがザ・ヒルトのシャルドネとピノ・ノワールです。ザ・ヒルトのワインに使われるブドウは、とても過酷な自然環境で栽培されます。東西に広がるサンタ・リタ・ヒルズ AVA は複雑に入り組んでいて、北向き、南向き、太平洋付近、内陸の 4 つの地区に分けられます。ザ・ヒルトが使っている畑は太平洋により近く、海風の影響を受ける北向きの区画です。栽培がとても難しいことで知られる地区ですが、最良のブドウが育つと言われています。ザ・ヒルトが本拠地を構えるこの辺りは Rancho Salsipuedes(ランチョ・サルシプエーデス)の名称で知られ、太平洋から内陸 20km の位置にあります。ここは海から吹き込む冷たい風を遮る障害物が一切なく、起伏に富んだ高原で、様々な標高、向き、土壌、ミクロクライメートがあります。この畑の多様性がザ・ヒルトのワインに独特な個性と複雑味を与えています。この Rancho Salsipuedes には「Radian」、「Bentrock」、「Puerta del Mar」の3 つの自社畑があります。ザ・ヒルトでは、これら畑からスタイルの異なる 3つのブレンド・ワインを造ります。新樽を多めに使い果実味と骨格が感じられる「ザ・ヴァンガード」、旧樽をメインに使いオールドワールドの繊細さとアロマをフィーチャーした「ジ・オールド・ガード」、そして両極端とも言えるこの 2 つのワインの「ちょうど真ん中」的なニュアンスでブレンドされるエステートワインがメインのラインナップです。2019 年には「Puerta del Mar」の敷地に待望のワイナリーが完成しました。