凝縮した黒果実、清涼感を感じるフレッシュなハーブがベントロックらしいです。ブラックチェリー、ブラッドオレンジ、ミント、黒いセージの花のアロマがあり、口に含むとジューシーで鮮明度が高く、洗練されていて引き締まっているニュアンスです。幾層にも重なるきめ細やかなタンニンと赤果実があり、若々しさとテンション、ビロードのようなタンニン、パリパリ感も感じられます。白胡椒や塩漬けした肉が香ります。長期熟成にも耐えられるワインで、素晴らしいヴィンテージのベントロックのクラシカルな一面が楽しめます。区画:7つの異なる区画、特に丘の上の部分と南東向き区画(4,5,7,13)を使用。ディジョンとヘリテージクローン。ザ・ヒルトは、サンタ・バーバラ・カウンティの沿岸部の自社畑からシャルドネとピノ・ノワールを生産するプレミアムワイナリーです。カリフォルニア・カルトワインの代名詞であるスクリーミング・イーグルのオーナー、StanKroenke(スタン・クロンキー)が所有し、スクリーミング・イーグルの姉妹ワイナリーとして知られています。将来を期待される若き才能あふれるワインメーカー、マット・ディースが醸造を務めます。マットは「透明感」があるワインの醸造を得意とし、畑のテロワールをワインにそのまま表現させることができるスペシャリストです。彼は醸造科学を専門分野としていて、巷では土壌オタクと呼ばれています。そのオタクの彼だからこそつくれるワイン、それがザ・ヒルトのシャルドネとピノ・ノワールです。ザ・ヒルトのワインに使われるブドウは、とても過酷な自然環境で栽培されます。東西に広がるサンタ・リタ・ヒルズAVAは複雑に入り組んでいて、北向き、南向き、太平洋付近、内陸の4つの地区に分けられます。ザ・ヒルトが使っている畑は太平洋により近く、海風の影響を受ける北向きの区画です。栽培がとても難しいことで知られる地区ですが、最良のブドウが育つと言われています。ザ・ヒルトが本拠地を構えるこの辺りはRanchoSalsipuedes(ランチョ・サルシプエーデス)の名称で知られ、太平洋から内陸20kmの位置にあります。ここは海から吹き込む冷たい風を遮る障害物が一切なく、起伏に富んだ高原で、様々な標高、向き、土壌、ミクロクライメートがあります。この畑の多様性がザ・ヒルトのワインに独特な個性と複雑味を与えています。このRanchoSalsipuedesには「Radian」、「Bentrock」、「PuertadelMar」の3つの自社畑があります。ザ・ヒルトでは、これら畑からスタイルの異なる3つのブレンド・ワインを造ります。新樽を多めに使い果実味と骨格が感じられる「ザ・ヴァンガード」、旧樽をメインに使いオールドワールドの繊細さとアロマをフィーチャーした「ジ・オールド・ガード」、そして両極端とも言えるこの2つのワインの「ちょうど真ん中」的なニュアンスでブレンドされるエステートワインがメインのラインナップです。2019年には「PuertadelMar」の敷地に待望のワイナリーが完成しました。
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