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Sokol Blosser

Sokol Blosser Dry Pinot Gris 2022

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私たちの物語は、1971年に両親のスーザン・ソーコルとビル・ブロッサーが、オレゴン州のダンディ・ヒルズに初めてブドウの木を植えたことから始まりました。

2代目ワイン生産者として私たちは、サステイナブルな方法で、”丘陵地のブドウ畑の特徴を表現した世界クラスのワインを造る。

” という家族のレガシーに情熱を持って取り組んでいます。

スイカズラ、リンゴの花、ネクタリン、洋ナシ、アプリコットの柔らかな香り。

非常に複雑なピノ・グリで、ドライで酸味が強く、長い余韻があります。

春や夏に最高のワインです!乾燥した冬から一転、春先は大雨に見舞われました。

130年で最も寒く降水量の多い4月5月6月を記録しました。

4月14日、15日の朝の氷点下は、もろい新芽を打ちのめし、実際、8月下旬に収穫量の予測がなされるまでは、全体的に50~60%の収量減になると考えていました。

今回学んだことは、ブドウの力を見くびってはいけないという事です。

ここダンディ・ヒルズで51年以上ブドウを栽培していますが、栽培期間中に凍結したことは一度もなく、どうなるのか全く予想がつきませんでした。

しかし、第一芽が凍り死んだ後、二次芽が芽吹き、房の数は少ないながらも大きな房を作り、ブドウの木は奇跡の復活を遂げました。

最も寒く雨の多い春から、記録上2番目に暖かく乾燥した夏へと変わり、10月に入りました。

開花がかなり遅れたため、10月の生育条件(降雨と気温)にすべてがかかっていました。

幸いにもオレゴン州史上最も暖かい10月となったので、ブドウを長く育てる事が出来、雨は10月27日(木)にエステートの果実がすべて収穫されるまで留まっていました。

このヴィンテージから生まれたワインに、私たちはとても満足しています。

このワインの果実は、9月30日から10月21日までの数日間に重さではなく、酸味を重視したブドウと、糖度の高さを重視した2種類を収穫しました。

すべての果実は機械で収穫され、その過程で除梗され、長時間のスキンコンタクトを避けるために素早くプレスにかけられました。

果汁はステンレスタンクで15~20日間、低温で時間をかけて発酵させ、エステル系の酵母を多く使用しました。

出来上がったワインはすべて、軽い澱を残したステンレスタンクでブレンドされ、2ヶ月間毎週澱をかき混ぜながら、約3ヶ月間熟成されました。

2種類に分けた収穫の結果、このワインには重量感と立体感があります。

さらに、澱をかき混ぜることで、ワインの熟成中にボディとミッドパレットを作り上げることができました。

最終的には、重量感、立体感、ミネラル感、核果の香り、シトラスアップルや洋梨のニュアンスが感じられるクリーンなピノ・グリに仕上がりました。

ソーコル・ブロッサーが最初にブドウ樹を植えた1971年はオレゴン州ではまだワイン産業はほとんど存在していない状態でした。

今日ではワイナリーの数は900を越え、ブドウ畑も15,998ヘクタールに増えて世界中どこでもオレゴンワインを楽しむことができるようになりました。

ソーコル・ブロッサーはオレゴン州でワインづくりが始まって以来、環境に優しいブドウ栽培とビジネスに於いて指導者的役割を担ってきた家族経営のワイナリーです。

ソーコル・ブロッサーは環境と健康に配慮し、丘の中腹にある自社畑の特色ある風味を表現したワールド・クラスのワインづくりに全力を注いでいます。

このワールド・クラスの品質へのこだわりと環境重視がソーコル・ブロッサーのコア・バリューとなっており、オーガニック農業を行うだけではなく環境にも働く人にも優しいワインづくりを行っています。

この取り組みはワイナリー創業時から取り組んでおり2005年秋には名誉ある米国農務省の正式なオーガニック証明書を受けました。