黄金色で、パイナップル、マンゴ、ピーチ、アプリコット等の甘い香り。
ふくよかな口当たりで、みずみずしく、果実と熟成から来る複雑味のバランスがとれ、心地よい後味を持つワインです。
土壌:砂質ロームの堆積層。
土壌は若干酸性(pH6.3)、有機物は少なく(2%)、塩分も低い。
肥沃度と水分量は中程度。
2016-2017 年の生育期は6・7 月の冬の間に集中して降った雨の後は、雨の少ない春となりましたが、春先にはかなりの霜の害に見舞われました。
春後半には急激に気温も上がり、その高温は夏まで続き、冬の4 月まで温暖な気候が続きました。
この春からの高温の為、収穫は例年より1 か月も早くなりました。
夜間の気温の低い時間に収穫されたブドウは押しつぶされないように12Kg 入りの小さな箱でワイナリーまで運ばれすぐに冷却されます。
ブドウはコンベアベルトに乗せられ選別が行われ、その後空気圧式全房プレス機にかけられ優しく丁寧に圧搾されます。
ジュースはステンレス製タンクに移されアルコール発酵が始まります。
発酵が完了する前に全てのワインがフレンチオーク樽に移され発酵を終了させます。
発酵終了後、マロラクティック発酵が始まらない様に少量のSO2 が添加され、もともと持つ酸味のフレッシュ感を保ちます。
ワインはその後5 か月間バトナージュをしながら熟成され、ワインにふくよかさやアロマ、複雑味を与えます。
ボトリングの前にベントナイトで清澄され、酒石除去の為に低温安定化されます。
シグノス・デ・オリヘンとは「その土地の印、サイン」の意味。
チリのワイン産地の中でも最も冷涼な地域の一つとして知られるヴァレ・カサブランカは、寒流のフンボルト海流の流れる太平洋にほど近いエリア。
その冷涼なカサブランカのブドウに焦点を当て、そこに育つ品種の個性をボトルに詰めたのが、このシグノス・デ・オリヘンです。
冷涼な土地でゆっくりと育ったブドウは、酸が豊富で、多くのアロマを蓄えた、宝物のようなブドウです。
そして、有機栽培/ バイオダイナミック農法だからこそ表現できる、真の品種の個性が表現できると確信しています。
ラベルにはその品種に相応しいシンボルマークが印として描かれています。