ラザフォードにあるJ.J.コーン・エステートの”オールドマン”を含む自社畑で収穫されたブドウを使用。光学式選別機で粒を選り分け、スキン コンタクトを 21 日間後 醗酵、仏産新樽 約 80%にて 1 0 ヶ月熟成後、ブレンドして樽に戻し更に12 ケ月熟成(合計22ヶ月)熟したベリー、ダークチョコレート、バニラ、腐葉土のような香りがグラスから立ち昇り、時間とともに変化を遂げる様は、感動的な驚き。
ラザフォードの自社畑で手摘み収穫されたブドウを使用。オールド・マンを含む。
ヴィンテージ情報~ヴィンヤード・マネージャ―、マイケル・ウルフ
2019年は雨に恵まれ、ラザフォードでは2018年には600㍉だった降雨量が1140㍉と倍増した。
非常に寒く雨の多い冬で、萌芽は前年より2週間遅くなった。
5月中旬にもまとまった雨が降り、ブドウ樹の成長段階にエネルギーを与えてくれた。
開花時に雨は降ったが、作柄は平年並みで、それ以降の気温は穏やかであった。
8月の熱波により一時的にブドウ樹は成長を止めたが、その後ヴェレゾンが早く始まり、色づきも均一であった。
9月には何度か涼しい夜があったので果実が新鮮さと酸度を保つことができた。
収穫は9月25日に希少な古樹のオールド・マンから開始し、その後同じ台木とクローンの組み合わせで近年植樹した特別ブロックの収穫へと続いた。
(J.J.Cohnエステートではフィロキセラに強いセント・ジョージの台木と、オリジナルをマサール・セレクションしたCohnクローンの組み合わせを継承している区画がある)
収穫は10月まで慎重に最適な成熟度を見て細かいロットごとに行い、10月21日に完了した。(収穫は果実のフレッシュさを保持する為、全て夜摘み)
収量は平均を上回った。
テクニカル情報~ワインメーカー、セリア・ウェルチ
醸造情報:収穫後、房を選別し除梗、光学式選別機で粒を選り分け、スキンコンタクトを21日間とって醗酵させた後、仏産新樽約80%にて10ヶ月熟成後、ブレンドして樽に戻してさらに12ケ月熟成。
清澄とフィルターがけはせずに2021年7月に瓶詰めした。
テイスティング・コメント~ワインメーカー、セリア・ウェルチ
カシス、ブラックベリー、ボイセンベリーの紫黒色のノート、トースティなバニラとスパイスのアロマ。
ファースト・アタックの印象はフレッシュで、やや控えめな味わい。
中盤は豊かな黒い果実の味わいが広がり、スパイス感と混ざり合う。
長い熟成を可能にするに足るに十分な骨格があり、豊満なタンニンはカシミアのような温かみと質感を持つ。
パーカー・ポイント100 Wine Advocate Issue 257 End of Oct. 2021 by Lisa Perotti-Brown
深いガーネット・パープル色。
クレーム・ド・カシス、ワイルドブルーベリー、チェリーのチョコレートがけ、ドライハーブ、耕した土、砕いた岩、インドスパイスの香り高さが印象的。
ミネラルを含んだ黒い果実の味わいが幾重にも重なり、豊満なタンニンとフレッシュさで縁どられ、長いフィニッシュを持つ、ミディアムからフルボディのワイン。
1945年にジョン・ダニエルによって植えられたブドウ樹を含む、由緒あるJ.J.コーンのブドウ畑のこの作品は、魔法かと思わせる素晴らしいものである。
ヴィンテージ: 2019年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他: ラザフォード/ Rutherford
畑: J.J.コーン・エステート/ J.J.Cohn Estate
備考: 現定数入荷 完売 Parker Point 100P Wine Advocate Issue 257 End of Oct. 2021 by Lisa Perotti-Brown
ワインメーカー: セリア・ウェルチ/ Celia Welch
熟成: 仏産樽にて22か月熟成(新樽比率約80%)
評価: 100P
キャップ: コルク
アルコール度数: 0.0%