ラッドのオークヴィル・エステートが表現するベスト・カベルネ・ソーヴィニヨン
赤ワインの自社畑はオークヴィルの東側、銘醸畑が集まるほぼ真ん中に位置する。スクリーミング・イーグル、ボンドのセント・エデン、ダラ・ヴァレ、ピーター・マイケルのオー・パラディ、ジョゼフ・フェルプスのバッカスなど。3つの違った土壌から多様性のある葡萄となる。オーガニック栽培。数種の醗酵槽と使い、仏産樽22か月熟成(新樽58%) 鉄分を多く含んだ赤土土壌から、シャルキトリや赤身肉のニュアンスや、たばこや葉巻、スパイシーさも現れフルボディで凝縮したタンニン。
ヴィンテージ情報
2018ヴィンテージはむずかしかった2017ヴィンテージの後、品質、収量とも完璧なナパ・ヴァレーのお手本とも言える年。
たっぷりと雨が降った冬から春、おだやかな初夏から十分な日照、熱波もなく栽培チームが十分な管理を行え、収穫も最適なタイミングを捉え何回にも分け、糖度・成熟度を見て収穫。
素晴らしい葡萄となった。
9月19日に始まり、16日間、10回に分けての収穫になった。
テクニカル情報
醸造:土壌と品種の違いにより発酵槽を分け、ステンレス・タンク、コンクリート・タンク、小樽醗酵、コンクリート・エッグを使う。
仏産樽にて22か月熟成(新樽率58%)
テイスティング・コメント
黒みを帯びた深紫の色合い、魅惑的なブラック・ベリー・パイのニュアンスが最初に香り立つ。
フレッシュなブルー・ベリー、ブラック・チェリー、リコリス、野生ハーブ(ガリグー)など。
大きな特徴は口に含んだ時のなめらかさ、やわらかさ、旨みのあるタンニン、生き生きとした果実がたっぷりで、芯にしっかりと個性が凝縮して詰まっている。
それはラッドの自社畑の大きな要素=火山性堆積土壌の特徴=鉄分を多く含む赤土のニュアンスであり、そこに酸の綺麗さが重なる。
土、鉄分、オークヴィルの個性を十分に感じさせるラッドのフラッグシップワイン。
ヴィンテージ: 2018年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン94%
ブレンド品種: カベルネ・フラン6%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他: オークヴィル/ Oakville
畑: オークヴィル・エステート/ Oakville Estate
備考: Parker Point 96+P (Wine Advocate dated Jan. 2021 by Lisa Perrotti-Brown)
ワインメーカー: ナタリー・バス/ Natalie Bath
醸造: ステンレス・タンク、コンクリート・タンク、小樽、コンクリート・エッグなど数種類の発酵槽で発酵
熟成: 仏産樽にて22か月熟成(新樽比率63%)
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.8%