ベクストファー ジョルジュ・ザ・サード・ヴィンヤードの特別な区画(12畝)、仏産樽熟成(新樽75%)濃厚な紫色の色調、クレーム・ド・カシス、ブラックチェリー、タバコの葉、チョコレート、そして杉香が立ち上がる。味わいには硬さの無い完璧なバランスとビロードのようなタンニンを持ち、フルボディでシームレスな余韻が長く続く。今でもグラスの中でゆっくり時間をかけて開いていくが、20~25年は熟成のポテンシャルがあると予測できる。非常にゴージャスなワイン。
テイスティング・コメント
印象的なクレーム・ド・カシス、チョコレート、香ばしいベイキング・スパイス、チャコール・グリルなどの香りがあり、リッチでフルボディ、味わいは口の中からどんどんと広がりを見せ、熟した果実が豊かに感じられ、素晴らしくこなれたタンニンと気品を備えている。
ジョルジュ・ザ・サードの特徴を良く現わした芳醇な果実味、よくこなれて溶け込んだタンニン、丸みがあり、際立った骨格が完璧にバランスが取れている。
デキャンタージュをすれば早くからも十分に楽しめ、今後25年以上にわたって素晴らしい進化を遂げていくであろう。
畑情報
ベクストファー・ヴィンヤーズ、ジョルジュ・ザ・サード・ヴィンヤード 特別な区画(12畝)
1895年にトーマス・ラザフォード夫人によって植樹されたと記録。
1928年にボーリュの創設者ジョルジュ・ド・ラトゥールが購入。
ボーリュ・ヴィンヤード・ナンバー3と呼ばれ、アンドレ・チェリチェフが造るワインのベースとなった。
1988年ベクストファー・ヴィンヤーズが購入し、新しいクローンに植え替え、樹幹や仕立てを変え、より品質と収量の両方を高めた。
2009年には約75haの植樹された土地が土地保護の対象となり、農業以外の開発が永久に禁止されたほど、歴史的にも品質的にも貴重な畑で、誰もがこの畑からワインを造りたいと欲する。
ヴィンテージ: 2020年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
畑: ジョルジュ・ザ・サード・ヴィンヤード / GⅢ Vineyard(ベクストファー・ヴィンヤーズ/ Beckstoffer Vineyards)
ワインメーカー: マイク・スミス/ Mike Smith
熟成: 仏産新樽熟成100%(ダナルジュー社&タランソ―社)
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.9%