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Ovid. Experiment N4.9 Napa Valley Red Wine 2019

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67.65% カベルネ・ソーヴィニヨン, 13.71% プティ・ヴェルド, 10.09% カベルネ・フラン, 8.55% メルロ NはNeighbor(お隣り)のNを表します。自社畑14%、隣の畑86% 他社の基準を学ぶことも大切と考え、近隣の畑のブドウを調達、クローンの選択、畝の向き、仕立て方をよく調べて考察しました。自分のワイナリーと異なるアプローチの検証は大変貴重なものとなりました。純粋な果実のうまみとリッチな口当たりがあり、近所を探索して得た宝物のようなワインです。

NはNeighbor(お隣り)のNを表す。(マルティネズか? デヴィッド・オーサーか? 畑名は非公開。)

2000年VTGで植樹方式の違いを味わいの面で検証したことから、オーヴィッドの“実験”=エクスペリメントが始まった。

Nは「他社の基準を学ぶ」が主題で、Nを冠するワインをつくるのは4ヴィンテージ目。

隣人の自社とは異なるアプローチを学ぶのは、良い学びの機会となる。

今回もブドウ樹の仕立て方の検証を行った。

Modified California Sprawl(以下MCSと略す)はコルドン仕立てから伸びた新枝が、列の中央に向かって弧を描き、下に向かって垂れ下がるように伸びていくので、日光を果実がうまく吸収し、午後には熱と太陽から実を守る。

近隣のブドウ畑はMCSと、よりタイトなVertical Shoot Position(以下VSPと略す)の両方があり、両者の違いを観察。

畝の向きや仕立て方など、なぜ、どのように栽培しているのかを検証し、アプローチの違いをみて、自社で行っていることの改善を実現できた。

ヴィンテージ情報

2019年は2010,2017年の良年と同様、雨の多い冬の為、土壌の貯水量が満杯で、冷涼な年明けとなり、芽吹きは少し遅い4月中旬になったが、6月上旬の暑さがブドウ樹の成長を促し、新芽は理想的な長さに達した。

8月中旬は気温が上がったため、ヴェレゾンは早くに終了。

収穫期には霧のかかった朝、長く快適な日が続き、10月1日から18日に、ゆっくりとしたペースで収穫することができた。

カシス、カカオニブ、バニラビーンズ、サンダルウッド、林床のアロマを持ち、紫や赤い果実の味わいが豊か。

ヴィンテージ: 2019年

容量: 750ml

タイプ: 赤ワイン

味わい: フル・ボディ

主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン67.65%

ブレンド品種: プティ・ヴェルド13.71%、カベルネ・フラン10.09%、メルロ8.55%

原産国名: アメリカ

地方名: カリフォルニア

AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley

畑: 非公開

備考: 限定数入荷

ワインメーカー: オースティン・ピーターソン/ Austin Peterson

熟成: 仏産樽にて20か月熟成(新樽比率32%)

キャップ: コルク

アルコール度数: 14.7%