ドイツの有名なシュロスグート・ディールのオーナーであり尊敬され続けるワインメーカーのアーミン・ディールと偉大なるドイツ・ワインからインスピレーションを受けて造るワインです。
2022年のポエッツ・リープ・リースリングは、香り高いジャスミンと柑橘類の皮の香りに、白桃、金柑、熟した核果の風味が加わった、フレッシュで力強いワインです。
活気に満ちた自然な酸味と心地よいミネラルが、バランスの取れた口当たりと長くクリーンなフィニッシュをもたらしています。
2022年のポエッツ・リープは、セージモアのガマッシュ・ヴィンヤードで栽培された古木のリースリングを使用しています。
1980年代半ばに植樹されたこの場所は、コロンビア・ヴァレーの他の地域よりも涼しい場所です。
ここで栽培されるリースリングは、美しい酸味と魅力的な柑橘系のキャラクターで知られています。
バッカス・ヴィンヤードとヤキマ・ヴァレーのデュブルー・ヴィンヤードのリースリングを少量ブレンドし、完成したワインにミネラルと魅力的な核果のキャラクターを加えています。
栽培農家とワインメーカーをシーズン中ハラハラさせた異常な生育条件にもかかわらず、2022年ヴィンテージは濃厚な色と風味を持つ美しくエレガントなワインを造り出した事で記憶に残るでしょう。
春は寒く雨が多く、6月下旬まで暖かくなることはありませんでした。
ようやく気温が上昇すると、新梢の成長は爆発的で、ブドウ畑では特別な注意と手間が必要でした。
9月上旬には収量が多くなることが明らかになり、気温が季節外れの涼しさで推移したため、成熟が心配されました。
しかし、9月下旬になると天候はかなり暖かくなりました。
記録的な高温が10月下旬まで続き、ブドウの成熟に必要な長いハング・タイムを得る事が出来ました。
手摘みで収穫した少量のブドウを選別し、苦味が出ないように優しく全房プレスした後、フレッシュな果実の香りとフレーバーを保つために、温度を15℃に下げてステンレス・タンクで発酵させました。
発酵が終わった後、ワインメーカーは各ロットを慎重に評価し、リースリングのクリーンで快活な特徴を示す完璧なバランスのワインを作り上げました。
ロング シャドウズは2002年にワシントンワインのヴィジョナリー(先見の明を持った)アレン シュープによって設立されました。
シュープは1984年から2000年までの間シャトー サン ミッシェルの社長兼CEOを務め、世界的に高名なイタリアのピエロ アンティノリ (コル ソラーレ)とドイツのドクター ローゼン (エロイカ リースリング)との国際的なワインづくりのパートナーシップを築きました。
ロング シャドウズはこの成功を礎に世界の主要なワイン産地の偉大なワインメーカーのエリート集団をワシントン州に招き、ワシントン州のコロンビア ヴァレーのブドウ栽培地の素晴らしさを明示するワールドクラスのワインをつくる為に設立されました。
それぞれのワインメーカーはシュープとワイナリー在住のワインメーカージル ニコールと個別にパートナーを組み、個々の典型的で最高品質のワインを各々の醸造法でつくり、独自のボトルに詰められています。