ドメーヌ・ピノ・ノワールは、名高いウィラメット・ヴァレーにある自社畑のオーガニックとバイオダイナミック®のブドウのみを使用しています。
ブドウはワイナリーのすぐ南にある、ポマールとクローン115が植えられている3つの区画から収穫されています。
私達の冷涼な気候は、オレゴンらしいデリケートなピノ・ノワールの栽培に特に適しています。
軽やかでエレガント、クラシックなブルゴーニュ・スタイルで造られるドメーヌワインは、キング・エステートとオレゴンが誇る最高のワインです。
このワインは魅力的な香りと、キイチゴ、ブラックカラント、プラム、ココア、タバコ、杉、キャラメル、ベーキング・スパイスの深いフレーバーで幕を開けます。
厚みのあるピノ・ノワールで、複雑な風味が口中に長く残ります。
キイチゴが鮮やかな酸味とアルコールと心地よく溶け合い、重みのあるバランスを形成し旨みが長く漂います。
暖かく乾燥した春は5月まで続き、開花の最初の兆候は6月初旬に現れ、平年より早く開花が始まりました。
6月後半の結実期には気温が下がり、最大2.5インチの雨が降りました。
開花期に雨が降ると収量が減る可能性がありますが、干ばつストレスを軽減するためには歓迎すべき降雨でした。
夏の数回の熱波の後、9 月にはオレゴンの収穫期によくある短時間の雨が降りました。
収量はやや少なく、果実はやや小さめで果実の品質は極めて良好でした。
全房を除梗し、毎日ポンプオーバーしながら48時間低温浸漬。
一部のロットは、さらに複雑さを増すために全房をそのまま残しました。
発酵前に10%の果汁をセニエ法で取り除き、風味と色をさらに凝縮させ、ステンレスのオープントップタンクで1日2回パンチダウンしながら発酵。
フレンチオーク(30%新樽)で18ヶ月熟成。
キング・エステートはピノ・ノワールの生産地として有名なウィラメット・ヴァレー北部のダンディ・ヒルズやヤムヒル-カールトンを南に約150km下った牧歌的なロレーン・ヴァレーにあります。
ここは南に位置していますが太平洋の寒流による冷気の影響を受けやすくエレガントで爽やかなスタイルのワインがつくられます。
敷地内の中央にある丘の上には城館様式のワイナリーが建ち、牧草地や緑の山々に囲まれた418ヘクタールに及ぶ所有地の素晴らしい眺めを見下ろすことができます。
初めて訪れた人は生活のリズムが季節や大地の恵みと密接に繋がってゆっくりと流れるシンプルな時間に呼び戻される気分を得る事が出来るでしょう。
この壮大な敷地内には188haのブドウ畑の他に、果樹園や花畑、菜園、ベリー畑が散在し、養蜂場や豚肉加工場もありすべてが統合された生態系となっています。
長年に渡りオーガニックの認証を受けたブドウ畑は2016年に北米最大のバイオダイナミック認定ヴィンヤードとなりました。
またワイナリーには併設のレストランもあり自家栽培の作物を使用したワールドクラスの料理プログラムは全てを見事に一体化させています。
ピュアで洗練されたキング・エステートのワインは上質な料理と自然な相性をみせるのです。