フレッシュさと複雑性を感じる辛口。香りには、白い花、野ばら、アカシアのニュアンス。口に含むと、リンゴやトロピカルフルーツのみずみずしい果実味を感じます。心地良い酸とミネラルに支えられた長い余韻が心地よく続きます。アペリティフ、魚介パスタ、フレッシュチーズと好相性です。ミディアムトーストされた300Lのフレンチオークで2~3カ月間熟成。バトナージュも行います。軽く清澄と濾過を行い、瓶詰め。4カ月間寝かせてから出荷。ジュスティ・エ・ザンツァは、キアンティやモンタルチーノ、ボルゲリのような既存の有名産地に対抗すべく、全く新しい産地で、新しいトスカーナワインの可能性を追求しているカンティーナです。トスカーナの北西部、リヴォルノとピサに近いファウリアはアルノ川の左岸に位置し、ボルドーのメドックにも類似する気候です。1995年にパオロ・ジュスティ氏が、敷地35haの古いカンティーナを買収しました。元建築家であるオーナーのパオロ・ジュスティ氏と、約10年に渡りパオロを助けるモニカ・マッソーニ女史、2009年より参画したエノロゴのパオラ・カレッラ女史の3人が中心となり、常に畑とぶどうと対峙しながらワイン造りを行っています。
現在17haでぶどうを栽培し、完熟したぶどうを全て手作業で収穫します。土壌は砂質に石灰・粘土が混ざっており、際立った水捌けの良さがこのカンティーナが高品質のワインを生産するキーポイントになっています。発酵は、自然の状態を保つため、敢えて温度管理をしないセメントタンクを使用し、18~21日間実施します。また発酵途中にぶどうの種子を取り出すことにより、ワインのエグミを抑えているなど、独自の工夫を凝らしています。熟成はほとんどフランス産の樽にて行っています。現在、数多くの一流レストランのワインリストに掲載され、また、様々なワインジャーナリストやワイン誌で高評価を得ています。Dulcamara、Belcore、Nemorino、Adineは、ガエターノ・ドニゼッティーの歌劇「愛の妙薬」に登場する中心人物の名前に由来しています。ワインのラベルは、イタリア工業デザインの巨匠、故エットーレ・ソットサス氏によるものです。
2015年ヴィンテージよりビオロジック認証取得をしました
(NemorinoBianco除く、EUオーガニック認定、SuoloeSalute)