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Hall Sauvignon Blanc Napa Valley 2021

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生き生きとしたマスクメロン、カットしたフレッシュなパイナップル、レモンメレンゲパイ、そしてドライフラワーのアロマ。

口に広がるスムースなテクスチャーはフレッシュな酸味、豊かな果実味が中心となっています。

華やかで繊細な余韻が続きます。

2021 年ヴィンテージは、低収量により特筆した年となり、我々のワインの中でもより凝縮感のあるワインが出来ました。

2 年間の干ばつにより、温かい春の気候はブドウの成長を早めた為、その間ヴィンヤードチームはブロックごとに慎重に灌漑を行いました。

夏までブドウの実の付きは通常に比べ少なくなり、8 月には涼しくなった為、時間をかけて熟度を上げることが出来、ゆっくりとキャノピーマネジメントを行う事が出来ました。

順調な収穫期を終え、風味豊かな2021 年のワインが出来上がりました。

クリスプ(酸の質量が多く切れのある酸味)で、柑橘系の香り、爽やかなこのソーヴィニヨン・ブランは、ナパ・ヴァレーの冷涼な地域で育てられます。

丁寧なキャノピーマネジメントは、各ブドウに太陽の陽を分散させ、ユニークで完熟したブドウの香りとアロマの要素が凝縮されるのを助けます。

シーズンの初めに、我々は大きすぎるブドウの房や、他のブドウに触れてしまっているブドウは取り除き、どの房も最適に完熟できるようにします。

キャサリン・ホールが初めてワインの仕事に携わったのは、彼女の家族がメンドシーノで経営していたブドウ畑の仕事でした。

その頃から彼女は将来、ファイン・ワインと芸術品、そしてアートな建築物が融合する場所を作りたいと思うようになります。

ホール・ワインズはその夢が現実となった形であり、優れたワインが現代的な空間で体験できるナパ・ヴァレーを代表するデスティネーション・ワイナリーです。

2003 年にキャサリンと夫クレッグ・ホールが購入したセント・ヘレナにあるワイナリーの敷地には、それまでナパ・ヴァレーの共同組合の醸造所がありました。

ここは当時ナパ・ヴァレー全体のワイン生産量の 4 割が造られていた場所です。

そして禁酒法時代以前には、ここにBergfeld Winery があったことが知られていて、ワインの銘醸地として知られるナパ・ヴァレーにおいて 150 年以上の歴史を誇るロケーションです。

クリントン政権で駐オーストリア米国大使の任務を終えたキャサリンは、2013 年 7 月「ホール・セント・ヘレナ」として正式にワイナリーをスタートさせます。

同年、Bergfeld Winery 時代から残っていた 1885 年に建てられた納屋の修繕工事、重力式ワイナリーと最先端のビジターセンターの建設が完了し、カリフォルニアのワイナリーで初となる、LEED Gold(建築や都市の環境性能評価)の認証を得ることに成功します。

ワイナリーが所有し、栽培する 150 ヘクタールを超える自社のブドウ畑は、全てCCOF のオーガニックの認証を受けています。

最先端技術を導入し、環境に優しい栽培を行いながら、ナパ・ヴァレーの土壌と風土が感じられるワイン造りを心がけています。

醸造を担当するのは副社長スティーヴ・レヴェックで、彼が造るカベルネ・ソーヴィニョンとソーヴィニョン・ブランは「ワイナリーの顔」として知られ、ナパ・ヴァレーらしさを最大限に表現しています。

過去にはスティーヴが造った2013 と2010 のHall Exzellenz Red と2013 Rainin Vineyard Cabernet Sauvignon(共に国内未輸入)がロバート・パーカーから 100 点を獲得しています。

ホールでは、Community, Arts, Responsible Business Practices, and Entrepreneurship の頭文字をとって「C.A.R.E(. ケア)」と題し、最上級のワインを造り上げる信念はもとより、コミュニティやアートを通じて、社会において望ましい組織を作ることに力を入れています。

自治体と連携したファンドレイジングや、地元アーティストへの投資、 Craig and Kathryn Hall Foundation を通じてのナパ・ヴァレー在住の起業家の活動支援等を積極的に行っています。

絶対的な安定感を誇るナパ・ヴァレー産のワインでありながら、従業員やコミュニティからも高い信頼を得ていることから、どのアングルを取っても一流の家族経営のワイナリーといえます。

ラベルにも描かれている、ワイナリーの入り口に大々的に展示されている大きなウサギは、豊穣多産・繁栄のシンボルです。