全房醗酵・仏産樽約22ヵ月熟成 Cerro Surはスペイン語で南の丘の意味で、クームスヴィルからウッデン・ヴァレーにかけてのなだらかな丘にある畑の葡萄を使います。熟した濃厚なブラックベリーに、アジアンスパイス、コーヒー豆、強い風味と柔らかいタンニン。長熟の可能性大。
Cerro Surはスペイン語で“南の丘”という意味で、ナパ・ヴァレーの中でも二人がとても好きなエリアをこう呼んでいます。
ナパ市街地の東に連なるクームスヴィルAVAから、更に東に進みウッドン・ヴァレーにかけてうねる様に起伏し、更に東部のサクラメント・ヴァレーまで続く丘です。
この近辺は、水はけがよい火山性土壌とミネラルがたっぷり含まれた堆積土壌が混ざっています。
また、サンフランシスコ湾から涼しい風が吹き、熱気を一掃します。
様々な勾配の斜面や太陽に対する向きなどが多様で無限の可能性を秘めた地域です。
テクニカル情報
醸造・熟成:除梗せずに自然酵母を使用し、醸し期間を長くとり発酵、仏産樽(新樽50%)で22ヵ月熟成。
テイスティング・コメント
ブラックベリー、ドライフラワー、スターアニス、リコリスのアロマ。
青や黒の果実、バニラ、ココアの味わいが力強く広がり、長いフィニッシュがあります。
長期熟成のポテンシャルがあり、熟成することでさらに素晴らしく花開くでしょう。
生産量341ケース。
畑情報
カベルネ・フランはナパ・ヴァレーのヴァカ山脈の上にある有名なランチョ・チマイラス/ Rancho Chimiles(アトラス・ピーク)の素晴らしい眺望の山頂にある、約40年前に植樹した葡萄を使用。
樹形も美しく逞しい古樹で、友人でもあるテリー・ウィルソンにより栽培管理されています。
畑は標高350-400mにある為、霧をかぶらず、冷気が畑に充満しますが、十分な日照を得ることが出来、酸は落ちずに、しっかりとしたタンニンを持つ果実が完熟した素晴らしい葡萄となります。
2017年はファヴィア設立から造り続け16回目のヴィンテージになります。
同畑のカベルネ・フランは薫り高く新鮮で、力強さと深い味わいを持ちます。
前のヴィンテージよりフランの割合が高まりましたが、(69%⇒77%)フランの比率が高ければ高いほど、当たり年のナパのフランは得難いテイスティング体験をもたらし、熟成が進むにつれて、アロマや味わいの表現がどんどん広がります。
約2割を占めるカベルネ・ソーヴィニヨンは涼しいクームスヴィルにある畑から。
生き生きとした果実の凝縮感を加えています。
ヴィンテージ: 2018年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・フラン77%
ブレンド品種: カベルネ・ソーヴィニヨン23%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
畑: ランチョ・チマイルス・ヴィンヤード/ Rancho Chimiles Vineyard
備考: Wine Spectator 94 (Oct 31, 2021)
ワインメーカー: アンディ・エリクソン/ Andy Erickson
醸造: 全房発酵、天然酵母
熟成: 仏産樽にて22か月熟成(新樽比率50%)
評価: 90P以上
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.8%