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Continuum

Continuum Estate Proprietary Red Napa Valley 2018

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2018 年にはエネルギーと勢いが感じられます。ピュアでいて緻密な赤系と青系果実のトーン高めの香りに、深みのあるプラムやローズ・オイルも感じます。口に含むと、洗練されたミネラル感の中に親しみやすい土のニュアンスがあり、畑の周辺に自生している月桂樹やセージも感じることができます。キメの細かいタンニンの緻密さときらめきがあり、絹のように滑らかで調和の取れたワインです。今お飲みいただいても、そして長期熟成させてもお楽しみいただけるワインです。細やかな香りのニュアンスやワインの質感がより一層感じられるようになるため、デカンタージュをお勧めしています。2018 年の生育期は、全体的に気温は低めで十分な日照量もあったという、ワインメーカーにとってはまさに夢のような年でした。春の訪れはタイミングが良く、しっかりと雨が降ったため土壌の水分量も十分になり、健康的な果実の生育のための舞台を整えてくれました。ヴェレゾン後の涼しめの気温のお陰でハングタイムは長くなり、いきいきとした酸が保たれて複雑味も生まれました。十分な降雨量があったため、実の大きさは例年より少し小さめでしたが、一房当たりの実の数は増えました。エステート全体の収穫量も十分なもので、1 エーカーあたり2.4t でした(それでも一般的な畑の収量よりかなり少なめですが)。収穫は、開花日からちょうど135 日目である9 月27 日に開始され、8月と9 月の歴史に残るような気温の低さのお陰で急いだりすることなく計画通りに行われ、10 月22 日に終了しました。コンティニュアムは、自社畑のセージ・マウンテン・ヴィンヤードのブドウを100%使用したエステー・ワインです。ナパ・ヴァレーのオークヴィル東側の山奥にあるプリチャード・ヒルの丘にある16 ヘクタールの畑には(天気のいい日にはサンフランシスコ湾も見えます)、1991 年と1996 年に植樹された高樹齢のブドウと、2004 年と2010 年に追加して植樹されたブドウの合計38 の異なる区画があります。品種の構成は、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド、メルロで、標高400-500m の南西向きの斜面に植えられています。岩が多い火山性の土壌のため、ブドウの樹は収量が低めで深みと複雑味がある果実を生み出すことにエネルギーを集中させるようになるのです。コンティニュアムは、栽培、醸造、瓶詰めの全てを自社の敷地内で行う正真正銘のエステート・ワインです。ブドウは夜間に手摘みで丁寧に収穫され、選果は除梗前と後に2度手作業で行われます。その後は重力移動でフレンチ・オーク樽とコンクリートタンクに移して発酵させます。3 日間の低温浸漬の後、毎日3-4 回のポンプ・オーバーを行い、発酵の最盛期には合計2-3 回のデレスタージュも行います。スキンコンタクトは合計

20-40 日間に及び、その後はバスケット・プレスで圧搾して澱と共にフレンチオーク樽(新樽63%、1 年使用35%)とコンクリート製アンフォラに移し、22 か月間の熟成が行われます。全てのロットは別々に仕込み、何度もテイスティングを重ねた後に丁寧なアッサンブラージュが行われます。低温の熟成庫内でゆっくりと時間をかけて沈殿させ、無濾過無清澄のまま瓶詰めしました。コンティニュアム・エステートはロバート・モンダヴィ・ワイナリーで 20 年間、醸造責任者を勤めたティム・モンダヴィ、姉のマルシア、その父である故ロバート・モンダヴィによって 2005 年に設立されました。ナパ・ヴァレーの東、曲 がりくねった山道の奥に広がる山、プリッチャード・ヒルの自社畑から造られるたった 1 つの赤ワインは、100 年間に渡るモンダヴィ家の歴史に深い敬意を注ぎ生まれた、情熱のワインです。ラベルには、ティム・モンダヴィの次女、キアラ・モンダヴィ作のカベルネ・フランの樹が描かれた影絵が採用されています。コンティニュアムはラテン語で 「継続、継承」 を意味する「continuus」に由来します。ワイナリーはナパ ・ ヴァレー東側にあるヘネシー湖の上のプリッチャード ・ ヒルにあります。172 エーカー ( 約 69ha) からの景観は見事なものです。リッチで凝縮感のあるカベルネ ・ ソーヴィニョンやカベルネ ・ フラン、プティ ・ ヴェ ルド、メルロにも完璧な土地です。安山岩の巨礫が混ざった活力の低い赤い火山性と泥質土壌は、見事なヒルサイド ・ ヴィンヤードです。畑には二つの土壌があります。ロック ・ ハムブライト ・ ローム (85% ) とソブランテ ・ ローム (15% ) です。この地域では年間 550 ~ 700mm の降水量があり、ナパの中ではかなり穏やかな気候で、時に冷たい冬の風が吹きますが、夏に華氏 100°( 約 38℃ ) を超える日はほとんどありません。7・8 月の日中の最高気温は約 30℃、夜間の最 低気温は約 9℃です。標高は約 410 ~ 490m、南西から西向きの斜面で斜度は5 ~ 20% です。現在 41 エーカー ( 約 17ha) に植えられたブドウからワインを生産しています。2010 年には残りの 20.5 エーカー ( 約 8ha) にブドウが植えられ、いずれは域内の植樹面積が 60 エーカー(約 24ha)になる予定です。現在収穫しているブ ドウの中で最も優れているのは 1991 ~ 1992 年に植えられたもので、カベルネ ・ クローン 7 です。畑の植樹の割合はカベルネ ・ ソーヴィニョン 55%、カベルネ ・ フラン 30%、プティ ・ ヴェルド 11%、メルロ 4%です。有機栽培を 実施していますが、認証は得ていません。この素晴らしい土地を反映したユニークなワインを造るために、多様な土壌 ・スロープ等の観点から台木や畝の方向 ・ 樹の仕立て方などを決定します。標高の高い土地の長い生育期、霜の害が無い安定した気温、活力の低いミネラルの 多い石の多い土壌、この素晴らしい 3 つの条件は、世界の最高級ワインに匹敵する「コンティニュアム」という単一畑の赤ワインを造る為の最高の環境だと言えるでしょう。コンティニュアムでは様々な醸造テクニックを用いてワインを造っています。ブルゴーニュで行う手動パンチダウンや、ボルドーでよく使われる自動ポンプオーヴァーや澱の撹拌、バトナージュを実施しています。最大 40 日間のマセ レーションを行いフレンチオークで熟成します。2013 年には建築家 Howard Backen 設計によるワイナリーが完成し、コンティニュアムはプリッチャード・ヒルの自社畑のブドウ 100%から造られ、また同じ敷地内でボトリングされる完全エステートワインになりました。