冷たい霧に包み込まれるラシアン・リヴァー・ヴァレーとグリーン・ヴァレー地区の畑。21)は二つの畑のブレンド。寒暖差によりゆっくりと完熟する。土壌はピノ・ノワールに良く合うゴールドリッジ海底の砂が堆積した土壌。仏産樽にて熟成11か月(新樽55%) フレッシュな赤い果実が豊満に香り、過熟しすぎない涼しい地区のピノ・ノワールの特徴がピュアに表現されている。細かくこなれたタンニンの口当たりは柔らかく、ジューシーな果実由来の秀逸な酸に縁どられている。余韻が長く幾層にも様々な要素が重なる。
キュヴェ・ナンバー・ワン
2014年VTGから造り始めたアペラシオン・ワインにこの誇らしい名前を付けた。
ピノ・ノワール/ラシアン・リヴァー・ヴァレーの特徴を表現するワインとして、毎年造り続けている。
生産量:485ケース/年
テクニカル情報
クローン:2021年はクローン115、667、777、カレラ、マウント・エデンを使う
醸造:2021年の収穫は9月3日と10日の二日間の夜間に行われ、夜が開ける前の涼しいうちに、区画毎、クローン毎に分けてワイナリーに持ち込まれ、厳しい選果の上、手作業で全て除梗。
別々の小さな開放ステンレスタンク移し、天然酵母のみでゆっくりと発酵が始まるのを待つ。
やさしくゆっくりとした抽出を行うため、全て手作業で優しくパンチダウン(持ち上がった皮・粒・種を果汁に戻す)を一日2回行い、アルコール発酵が終わった後、仏産樽にて熟成11か月(新樽55%)
テイスティング・コメント
ラシアン・リヴァー・ヴァレーの特徴とも言える「涼しい朝晩と日中の十分な日照から、果実の凝縮感ときれいな酸が共存する」がよく表れている。
非常に香り高く黒系ベリー、フレッシュ・ルバーブ、樽由来のベイキング・スパイス(シナモン、ナツメグ、クローブ、ジンジャーなど)が感じられ、味わいには生き生きとした酸とソフトで柔らかいタンニンが良く現れ、凝縮感のある果実味がたっぷり、口中にしなやかな旨味が広がる。
畑情報
2021年はラシアン・リヴァー・ヴァレーの中でも特に涼しいグリーン・ヴァレーの畑(Wedding VYD)と、中央部のサンタ・ローザ・プレインにある畑(Martaella VYD)をブレンド。
夜から朝にかけて完全に霧に包み込まれ涼しさと湿気を享受し、午後には十分な太陽の光と風を受け湿気を跳ね飛ばす。
この寒暖差により、とてもゆっくりと成熟していき、糖度が上がるだけでなく、生育的にも完熟し、フレッシュで、香りが凝縮し、口当たりは柔らかく、タンニンもベルヴェットのようにしなやかになる。
赤い果実と土っぽさの特徴が良く現れる。
完璧な栽培管理により収量は少なく個性が凝縮される。
土壌はゴールドリッジ(昔の海底の砂が堆積した土壌、水はけが良く、根が地中深く伸びるのが特徴)。
ヴィンテージ: 2021年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: ミディアム・ボディ
主要品種: ピノ・ノワール100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ノーザン・ソノマ/ Northern Sonoma
ネステッドAVA、他: ロシアン・リヴァー・ヴァレー/ Russian River Valley
ワインメーカー: ビビアナ・ゴンザレス・レーヴ/ Bibiana Gonzalez Rave
醸造: 100%除梗、小型の開放ステンレスタンクにて天然酵母のみで醗酵
熟成: 仏産樽にて11か月熟成(新樽比率55%)
土壌: ゴールドリッジ
キャップ: コルク
アルコール度数: 14.1%
JAN: 787790751793