鮮やかで豊かな香り立ち。
赤系果実が主体で特にフランボワーズを感じ、スパイスのニュアンスもあります。
口に含むとバランスが取れた味わいで、タンニンは滑らか。
骨格がしっかりとしたワイン。
農薬の散布は最小限に抑え、殺虫剤散布は畑のビオダイバーシティを保つために使用しない。
施肥することも少なく、有機質肥料のみ取り入れている。
樹勢と収量のコントロール、除葉、グリーンハーベスト をすることで、ブドウの成熟を最高レベルに高めている。
春には不要な芽を取り除く芽掻きの作業を行う。
ペルサンはサヴォワ地方原産の品種で、Saint-Jean-De-Mauriènneの地で初めて栽培された。
手作業による収穫、区画ごとの伝統的手法による醸造。
天然酵母を取り入れるなど、自然由来ではない成分は 極力使用しない。
醸造所では、選果、 破砕、一部除梗を行う。
開放型発酵槽で3週間のマセラシオンを行う。
1961年生まれのキュイユロン氏は、醸造・栽培を専門学校で学んだ後、1986年に伯父のドメーヌを引き継ぎました。
30代半ばからすでにローヌ地方の白ワイン生産者としてトップレベルに達しており、特にコンドリューに12haという広い畑を所有し、複雑、芳醇、バランスがよく、奥行きのある味わいの卓越したワインを造っています。老木から造られるヴィエイユ・ヴィーニュと完全な状態で熟したぶどうをより遅摘みしたレコルト・タルティヴは圧巻です。樹齢は15~60年で、完全に熟したぶどうを選別しながら最小限の量まで抑えて収穫し、そのぶどうを再度セレクション・テーブルで厳選します。
赤は温度コントロールが容易なセメントタンクとステンレスタンクで年によっては30%まで全房発酵します。
白は基本的に樽で発酵させます。長期マセラシオンの後、熟成を小樽(新樽10~100%)で6~18ヶ月間行います。頻繁にバトナージュを行い、ノン・フィルタレーションで瓶詰めを行います。
現在、75haを所有し、北ローヌ最大のドメーヌとなりました。
2016年には新醸造所を設立し、グラヴィティフローを採用するなど、さらに卓越したワインを目指し続けています。