ワシントン州最大のコロンビア・ヴァレーAVAの最西端、オレゴン州に跨るコロンビア・ゴージュAVAに位置するシンクラインは、バイオダイナミック農法の自社畑と、全てにおいて、環境に配慮しながら、革新的なワイン造りで世界に通用するワインを生み出す、確固たるヴィジョンを持ち続ける限定少量生産のワイナリーです。
ワインメーカーのジェームス・マントンは、フランス・ジュラ地方のシャルドネにインスピレーションを得ており、このワインはリッチで余韻の長い口当たり、しっかりとした酸味、クリーンで明るいフィニッシュ。
ライム・フラン(ライム風味のプリン)、カリン、火打石の香りが魅惑的なアロマを生み出しています。
畑レインメーカー・ヴィンヤードは、ワシントン州ホワイト・サーモンを見下ろす山の海抜約427mに位置する素晴らしい自然の円形競技場型の地形にあります。
1960年代からある歴史的なモン・エリス・ヴィンヤードの一部で、2013年に植え替えられたこの畑は、西部ゴージュAVAに位置する並外れて素晴らしい畑であり、2019年にはオーガニックに移行し、多様なブドウが植えられている、実にエキサイティングな畑でもあります。
南向きの火山性土壌の斜面が夏の日差しを取り込む一方で、寒い山の夜は鮮やかな酸度を保ちます。
私たちはここで躍動的なシャルドネを栽培し、ゴージュならではのワインを造っています。
全ての果実は手摘みされ、全房プレスされ、樽に移す前に一晩落ち着かせました。
自然発酵と熟成は古いフレンチオークのパンチョン(約450L)で行いました。
ワインは瓶詰めまで澱の上で休ませています。
2023年8月瓶詰め、1年間瓶内熟成、2024年9月リリース。
シンクライン(向斜)は地質学用語で、水平に堆積した地層が横圧によって曲げられ、くねくねと曲がった岩盤の谷となった部分を指し、ワイナリーから見えるコヨーテ・ウォール・シンクラインからその名前をとりました。
オーナーでありワインメーカーのジェームス&ポピー・マントン夫妻のワイナリーと自社畑は、ワシントン州とオレゴン州に跨るコロンビア・ゴージュAVAに位置しています。
彼らは2004年にAVAを設立したメンバーでもあります。
コロンビア・ゴージュは、冷涼で降雨豊富な西部と半乾燥地の砂漠地帯の東部に分かれ、彼らはこの特別な地域のブドウと、ワシントン州内の老舗一流栽培農家のブドウを使用しています。
オレゴンでピノ・ノワール造りをしていたカップルが1999年にたった76ケースからスタートしたシンクラインのワイン造りはずっと変わることなく、どのワインも繊細でエレガント。
自社畑はバイオダイナミック農法を採用し、「環境に配慮しながら革新的なワイン造りを続け、世界に通用するワインを生み出す」という確固たるヴィジョンを持ち続け、限定生産のワイナリーとして高い評価を得ています。