OJAI VINEYARD
「サンタバーバラの隠された宝石」自分の造りたいワインを造る職人ワイナリー
創業者兼ワインメイカー(醸造家)のアダム・トルマック(Adam Tolmach)は、UC Davis (カリフォルニア大学デイビス校)で、ワイン農学専攻、1976に卒業後は実家の農業を手伝い、路上で野菜を売っていた。
その後、サンタバーバラワイン黎明期からある Zaca Mesa Winery に職を得て、ジム・クレンデネンと出会い、サンタバーバラワインの代表格的存在である Au Bon Climat (オーボンクリマ) を立ち上げる。
すぐに成功を収め9年間ジムとワイン造りを共にしたが、その後アダムは1983年に独立し、Ojai Vinyard(オーハイヴィンヤード)を創業。以来、余計な利害関係が生じないように小規模でも自分のワインを支持してくれる人に売り、造りたいようにワインを造っている。
ワインはボトルに入れば一緒に見えるかもしれないけど、一つとして同じ味はない。"It all has to do with intention"「全ては"意図"である」とアダムは語る。
ワインとは、職人技の探求であり、より良いものの追求であり、独自性の追求である。
商業的になるとどうも皆が好きなスタイルを作りがちだが、オーハイでは万人ウケするワインを造る必要はない。ワイン評論家を満足させる必要もない。ワイナリーの事業継続に必要な顧客数だけ、自分たちのワインを好きになってくれればいい。
サンタバーバラでしか出せない個性を追求しつつ、ナチュラルで、伝統的なブルゴーニュやローヌ地方のワインスタイルを極める。それがアダムのオーハイワイナリーのポリシー。
なお、サンタバーバラの辣腕ワインコンサルタント、サシ・ムーアマンは、オーハイの最初の従業員。
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