大胆でジューシー、しなやかで力強いプティ・シラーとジンファンデルのレッド・ブレンド。
プティ・シラーはカリフォルニアのブドウ栽培を行う地域でも最も古いシエラ・フットヒルズの標高の高い場所に位置する畑の古木(樹齢約60年)のブドウを使用。ジンファンデルはロダイのブドウで樹齢は約40年ほど。
グラスに注ぐと、ブルーベリー、ボイセンベリー、ブラックプラムの芳香。濃厚で広がりのある味わいで、プティット・シラーとジンファンデルのブレンドは、ブラックチェリー、杉、甘いタバコのみずみずしく豊かな風味を示す。
「ジョーダンのスラムダンクみたいな凄いワインってどんなワインだろう?」-このワインを手掛けたデヴィッドとメイヤンに、ふとよぎった疑問から生まれたのがこのワインです。
二人はある日、アメリカのスポーツチャンネルの大ヒットドキュメンタリー「ラストダンス」に釘付けになっていました。マイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズの1997年から1998年までの劇的な優勝劇を収めたこのシリーズは、歴史上最も偉大なアスリートの一人であるジョーダンの、ゲームの頂点に立ち、誰にもまねできない動きで決めるダンクシュートへの賛辞でした。彼の決めるスラムダンクはその俊敏さ、優雅さ、力強さのすべてを兼ね備え、見る者に電撃的な感動を起こしていました。
日々の生活の中で“決めた!”と思える瞬間と同じ感動を覚えるワイン。試合に勝った時、大きな商談をまとめ上司をうならせた時、人生において自分なりのスラムダンクを決めた時を思い起こすワイン―完璧なブレンドで飲みやすく、とにかく旨い!と誰もが納得し、なおかつ手に取りやすい価格。そんなワインを彼らは目指しました。
ヴィントナーのデヴィッドはカリフォルニア中の契約農家をあたり、セントラル・ヴァレーとシエラ・フット・ヒルズの農園と交渉し、名前を出さないことを条件に上質なブドウをファミリー価格で分けてもらうことに成功。共にロイヤル・プリンス&スピリッツを立ち上げたメイヤン・コスチスキーが醸造を担当し、「SlamDunk」を世に生み出しました。
ドリームチーム
カリフォルニアワインのマーケティングに携わり30年以上の経験を持つデヴィッド・グリーン(DavidGreen)はLedeFamilyWinesやDanaEstate、JoelGottWinesなど、多くのワイナリーのアドバイザーを務め、成功に導きました。イスラエル出身のワインメーカー、メイヤン・コスチスキー(MaayanKoschitzky)は、2011年よりスクリーミングイーグルやダラ・ヴァレで修行を積み、2014年にフィリップ・メルカに誘われ、アトリエ・メルカのアシスタント・ワインメーカーとして仲間入りします。わずか2年後に醸造担当ディレクターに就任。ワイン・エンスージアストによる『2019年度40歳以下のテイストメーカー40人』の一人に選ばれた、まさにライジングスターと言える注目の醸造家です。