フレンチオークで20ヶ月熟成 Clone 337使用。RBSとは2002年設立のRoach Brown Schrader LLCの法人名の略でRoachはビジネス・パートナーRobert “Randy” Roach Jr.(弁護士)、BrownはワインメーカーのThomas Rivers Brown、Schraderは創業者のFred Schraderの名前。特徴を一言でいうと“アロマティック”
ワインのプロフィール
ベクストファー・ト・カロンRBSは、日中は十分な太陽光と最適な温度を受け、夜は海霧で冷やされる畑の複数のブロックから収穫された、クローン337のカベルネ・ソーヴィニヨン100%からつくられています。
赤系果実が顕著に表れ、豊満でありながら、ローストコーヒーの香ばしさとしなやかでシルキーなタンニンのバランスがとれています。
RBSは、ラインナップの他のワインに比べて、リリースして直ぐに楽しめる、親しみやすく最も大らかなワインです。
ヴィンテージ情報
2021年はクラシックなナパ・ヴァレーらしさが詰まったヴィンテージであり多くの人にとって、2020年に起こった災害からの復活を意味する年でした。
数年続く雨の少ないヴィンテージでしたが、ぶどうの樹にとって理想的な環境となり、低収量ながら、小さな房で、小粒のブドウは、しっかりと凝縮し、風味豊かな果実となり、母なる自然のめぐみにより、最適な熟度がもたらされました。
栽培チームとワインメーカーのトーマス・リヴァース・ブラウンは、2021年は品質も複雑さも共に2019ヴィンテージを上回る、素晴らしいヴィンテージであると確信しています。
2021年のワインを造るにあたり、ヴィンテージの力強さ、複雑味、そしてエレガンスを表現することを目指しました。
ジェブ・ダナックによる樽からのテイスティング・コメント
96-98ポイント
「2021年カベルネ・ソーヴィニヨン・ベクストファー・ト・カロン・ヴィンヤードRBSは、ベクストファー区画をセレクトしたカベルネ・ソーヴィニヨンです。インクのように濃い色合いから、熟した黒果実が前面にあり、燃やした煙草、ローム土壌、チョコレートに続き、力強く、良く熟し凝縮したフルボディのワインに仕上がっています。良く熟した、セクシーでパワフルなワインの見本です。」
ジェブ・ダナック 2023年2月16日
畑情報
ト・カロン・ヴィンヤード
1868年、ブドウ栽培とワイン醸造のカリスマであるハミルトン・クラブによって最初に植樹されたト・カロン・ヴィンヤードは、長きに渡り、ナパ・ヴァレー最高峰のカベルネ・ソーヴィニヨンの産地として評価されてきました。
ブドウ畑の一等地では、沖積扇状地が良質で多様な鉱物に富み、豊かな土壌は多くの海洋堆積物を含んでおり、これらが、私たちのワインの類い稀な個性となっています。
ブドウの樹は、日中は十分な太陽光と最適な温度を受け、夜は海からの冷たい霧によって冷やされます。
このように個性を称え、土地の起源と品質へのこだわりこそが、シュレイダー・セラーズの核心です。
ヴィンテージ: 2021年
容量: 750ml
タイプ: 赤ワイン
味わい: フル・ボディ
主要品種: カベルネ・ソーヴィニヨン100%
原産国名: アメリカ
地方名: カリフォルニア
AVA: ナパ・ヴァレー/ Napa Valley
ネステッドAVA、他: オークヴィル/ Oakville
畑: ト・カロン・ヴィンヤード/ To Kalon Vineyard、クローン337のみ
ワインメーカー: トーマス・リヴァース・ブラウン/ Thomas Rivers Brown
熟成: 仏産新樽熟成(ダルナジュー社&タランソー社)
キャップ: コルク
アルコール度数: 15.5%