南フランスの伝統的なバンドール・ロゼにインスピレーションを得た2022年のブラッシング・ベアは、美しいサーモン・ピンク色で、スイカズラ、野イチゴ、グレープフルーツの香り高いアロマを放っています。
一口目から爽やかで風味豊か、ソフトでみずみずしく、洋梨、グアバ、さわやかなリンゴの明るい香り。
口いっぱいに広がる酸味と生き生きとした後味は、暑い夏の夕暮れに楽しむのに最適なワイン。
ワラワラ ヴァレーの畑から収穫されたブドウを、優しく全房プレスし、香り高いアロマと繊細なフレーバーを獲得しました。
その後、果汁を発酵させ、ステンレスタンクで5ヶ月間熟成させ、クリーンでフレッシュなスタイルに仕上げています。
オーナーであるカイル マクラクランは、1990年に放送されたデヴィッド リンチ原作のテレビ・シリーズ 「ツイン ピークス」のFBIの特別捜査官・デール クーパーの役で幅広い人気を博したワシントン州出身の俳優です。
ワインに強い関心を持っていたマクラクランは、2005年から俳優業と同じ様に自分の情熱を傾けられるもう一つの仕事としてワインづくりを始めました。
ワシントン州のワイン生産の中心地、コロンビアヴァレーにあるヤキマ出身のマクラクランは、4種類のコロンビアヴァレー産ワイン パースード バイ ベアー カベルネソーヴィニョン、ベイビー ベア― シラー、ブラッシング ベアーロゼを作っており、いずれも高く評価されています。
故郷に対する溢れる愛情と家族のルーツと常につながっていたいという願望は職人的なワインづくリへの情熱と熱意に変わりました。
マクラクランはやがてワシントン州ワインのユニークな特性やフレーバーのプロフィールの素晴らしさの提唱者で伝道者となり、パースード バイ ベアーのワインでもあらゆる面に携わっています。
マクラクランは演技とワインづくりはプロセス、忍耐と創造性の三つをバランス良く組み合わせるという点で強い関連性があるとみています。
自分のワインに脚本のト書きで最も有名なシェークスピアの冬物語の第三幕、第三場の”exit, pursued by bear, (熊に追われて退場)”に敬意を表してPursued by Bear(パースード バイ ベアー)と名付けました。
このト書きは面白く予想外のフレーズですが彼が舞台出身であることを示しているだけでなく、彼のユーモア・センスがそこはかとなく感じられます。
「そのフレーズは自分がやってみようとしていたことにピッタリのようだった」と言っています。