ジョン・デュヴァルオーストラリアの代表的なワインであるペンフォールズ・グランジのワインメーカーを16年間務めた後、2003年にコロンビア・ヴァレーにやってきて、彼のライフワークであるシラーの「シークォル/続編」誕生させました。
品種の素晴らしい特徴を示す表現力豊かなワイン。
野生のブラックベリー、砕いた岩、カシス、シャルキュトリー、オークのスパイスの層状の香りとフレーバーがあります。
リッチな中盤の味わいは魅力的な粘性を持ち、バランスのとれた酸が生き生きとした印象を与え、スミレの香りが漂う美しいフィニッシュへと導きます。
コロンビア・ヴァレーの3つの異なる栽培地域が、それぞれブレンドの約3分の1を占め、複雑で多層的なワインを造り出しています。
ヤキマ・ヴァレーのブシェイ・ヴィンヤードは比較的涼しい場所にあり、ここで栽培されるシラーの明るくエレガントな特徴が際立っています。
1994年に植樹されたバッカス・ヴィンヤード・ブロック5Aのシラーは、力強い色とアロマをもたらします。
そしてレッドマウンテンのシラーがワインに印象的なストラクチャーと骨格を与えます。
春の始まりが遅かったため、2018年の栽培シーズンは一気に暖かくなりました。
夏の間は気温はかなり高い状態が続きましたが、9月初旬に天候が大幅に和らぎ、ハングタイムが長くなりました。
収穫条件は理想的で、コロンビア・ヴァレーは日中は暖かく、夜は涼しいというパターンに落ち着き、酸味を失うことなくブドウが十分に成熟するまで待つことが出来ました。
その結果、魅力的な質感と豊かさを備えバランスのよい、凝縮感のあるワインとなっています。
丁寧に選別され、手摘みで収穫されたブドウは、様々な発酵法により、幅広いフレーバーが生み出されます。
シラーの3分の1は粘性を高めるために全房発酵させ、味わいの立体感を高めています。
いくつかのロットにはオーストラリアで良く使われる「ラック&リターン」と呼ばれる、1日に2回タンクのジュースを抜き、デリケートなブドウ果皮の上に優しく戻して、きついタンニンを与えることなく色とアロマを抽出するテクニックを使い、ごく一部のブドウは果帽を沈めるサブマージド発酵を行い、ストラクチャーと口当たりを良くしました。
その後ワインはフレンチオーク(新樽65%)で18ヶ月間熟成します。
ロング シャドウズは2002年にワシントンワインのヴィジョナリー(先見の明を持った)アレン シュープによって設立されました。
シュープは1984年から2000年までの間シャトー サン ミッシェルの社長兼CEOを務め、世界的に高名なイタリアのピエロ アンティノリ (コル ソラーレ)とドイツのドクター ローゼン (エロイカ リースリング)との国際的なワインづくりのパートナーシップを築きました。
ロング シャドウズはこの成功を礎に世界の主要なワイン産地の偉大なワインメーカーのエリート集団をワシントン州に招き、ワシントン州のコロンビア ヴァレーの葡萄栽培地の素晴らしさを明示するワールドクラスのワインをつくる為に設立されました。
それぞれのワインメーカーはシュープとワイナリー在住のワインメーカージル ニコールと個別にパートナーを組み、個々の典型的で最高品質のワインを各々の醸造法でつくり、独自のボトルに詰められています。