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Les Vins De Vienne (Terre De Viennae)

Les Vins de Vienne Saint-Joseph Rouge 2019

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樹密度6,000~10,000本/ha。

平均樹齢30年。

10ha。

収穫量40hl/ha。

様々な土壌だが、グラニット(花崗岩)が高い割合。

天然酵母。

旧樽にて発酵。

コンクリートタンク20%、大樽と仏樽80%にて約12ヶ月間熟成。

フランソワ・ヴィラール、ピエール・ガイヤール、イヴ・キュイユロンの北ローヌを代表する3人のヴィニュロンが、かつてセイシュエルの丘に高品質なワインを産みだすブドウ畑が存在したことを知り、1996年にその丘にぶどうの樹を植え、レ・ヴァン・ド・ヴィエンヌを設立し、素晴らしいワインを造り上げました。

まさに伝説の丘「セイシュエル」の再興であり、この新たな北ローヌのニュースは、ワイン業界にたちまち広がりました。

セイシュエルの丘は、ローマ時代から存在する歴史の古い畑で、フィロキセラ以前は時のコート・ロティから産ずるワインよりも遥かに評価が高いものでしたが、戦争の影響で長らく放置されていました。

ローヌ河を挟んでコート・ロティの対岸に位置。

蛇行するローヌ河がこの付近では最も狭くなっており(700m)、独特の地中海気候(Micro-Climat)を生み出しています。

また渓谷にあるこの急斜面は強風が吹くため、葉や果実にとってカビや害虫による被害が極めて少ないエリアです。

土壌はコート・ロティと同じくシスト(片岩)とグナイス(片麻岩)の入り組んだ土壌。

この土壌特性と急斜面という2つの条件により水捌けは極めて良く、また岩盤に吸収された太陽熱がぶどうの熟成を促進します。

これらの自然条件から、完熟し濃縮された果実の収穫が可能となります。

現在は、ミシェル・エ・ステファン・オジェや、ルイ・シェーズ、アントニー・パレなど名門から、ローヌの巨人シャプティエまで25もの生産者がセイシュエルの丘に畑を所有し、合計65ha以上でワイン造りが行なわれています。

彼らは、2004年にヴィティス・ヴィエナ(Vitis Vienna)を創設し、このテロワールのワインをプロモートしており、現在、IGPからAOCへの昇格に向けてINAOに対して働きかけている最中です。

レ・ヴァン・ド・ヴィエンヌは、このセイシュエルに12haを所有しています。

ピエール・ガイヤール、イヴ・キュイユロン、フランソワ・ヴィラールの3人は、このセイシュエルのエリアに「テール・ド・ヴィエナエ(TERRE DE VIENNAE)」という共有の名前をつけ、それぞれの哲学の元、ワイン造りをしています(TERRE=大地、VIENNAE=ラテン語でヴィエンヌという意味)。

先駆者の3名を筆頭に、ローヌの名だたるヴィニュロンたちがこの地セイシュエルから、新しいローヌワインの可能性とポテンシャルを伝えていきます。